◆過去小事
2004.06

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「裏小事(占い付き)」


7月30日

うちは小学校の緑林が近いためか、蝶々やトンボがたくさん飛んでくる。
私が植えたわけではない、庭の謎の木々めがけて来るのだ。
昨日は久しぶりに糸トンボなんか見てしまった。
野鳥園から鳥も飛んでくる。朝方はすずめとなんだかの鳥がうるさいくらい。
私が夜行性で夜いつまでも電気を付けているから、カナブンなんかは網戸にコロンコロンくっついていて
雨戸を閉める際は、毎度5匹くらい引き剥がして飛ばしてやらにゃならん。
野生を知らない都会の小学生諸君に林間学校として開放したいくらいだ。
子供の大好きなダンゴムシなんか、腐葉土にしてから大発生。
うんごろごーん、うんごろごーんって歌って歩いてる。
知ってましたか?ダンゴムシってムシじゃないのよ。
あれってエビ・カニの仲間なの。もしかして・・・美味しい?!
虫嫌いな方、ぞぞぞとされているか。申し訳ない。私は虫が大好きなのだー。
爬虫類も大好き。特にアマガエルが好きだ。←間違い。カエルは両生類。
子供の頃「口に入れてやると喜ぶぞ」と父よしおが言ったのを間に受けて、
口の中でかわいがってやった事もある。口の中でアマガエルが「コココ」と鳴いたので、
「あ、ほんとだー」と思っていたら、よしおがさちこに怒られていた。なんだ冗談だったのかい。
トカゲも好き。蛇も首に巻いちゃう。

そんな生き生きとした私ですが、唯一苦手なものがある。それはゴキブリ。
今の家はすごく古いのでがんがんリフォームした。だからか、引っ越してきて以来
近隣の飲食店から飛んでくる大人のゴキブリ以外見かけることはない・・・いや、なかった。
飛んでくるのを時々見かけるのは、致し方ない。
しかし、、、、ついに昨日ちっちゃーい、子供ゴキブリを発見してしまった。ショック・・・。
大人ゴキブリを抹殺した後で発見してしまったので、一日に2匹も見てしまったのだ。
その後遺症はしばらく続いて、何か黒い小粒の物を見る度に、ドキドキしてしまっている。
昨晩はちょっとてんぱってしまい、横になってからも音や陰に目を覚ましてしまう有様。
朝一番で、
バルサンを5000円分も買ってきてしまった。おーのー。
これはストレスフルですよ。

でも、よく考えてみろ、落ち着けわたし。
さて、ゴキブリとは本当に不潔なのだろうか。
調べてみました。こちら「ゴキブリと功罪
そうだよなー。そうだよねー。考えてみりゃそうだよ。
子供の時なんか平気で、指でピンって飛ばしたりしてたよ。
だからってサルモネラで倒れたこともない。
実家はこれまた古いもんだから、子供の頃なんてその辺にいっぱいいたのだ。
毎日目にしていると、そんなもんはなんでもない。
一人暮らしを始めて、あまり目にしなくなってからこんなに怖くなった。
やはりそれは、実態よりもイメージが先行して恐怖してしまっているだけだ。
ゴキブリ=こわい、と言うレッテル張りについて改めて真実を探ることもなく、ただただきゃーきゃー言ってた。

ゴキブリは三億年も前から生息している歴史の生き証人で、日本に存在する50種に加え
最近では外国ゴキも来日・永住して更に種類が増えている。
一度住みついたら20子供入りの卵を20個も産み(いったい何匹に・・・)、
水だけで1週間、切手のノリだけ1週間生きると言う。
更に、薬局で売られている大好きなたまねぎ味の毒餌にもすぐ耐性ができてしまうそうで、
しかも効力がなくなった毒餌を捨てずに放っておくと、それもそのまま餌になっちゃうんだって。
そんな強敵!
同居しないに越したことはないので、とりあえず実態のゴキブリとも死ぬ気で戦う。
しかし
所詮、後から発生した人類の私、筋肉痛にも寝込む弱い私が、こんなジャイアントモンスターに
勝てる見込みなどない・・・。
そう、やはり本当に戦うべきは、私の中のゴキブリ。
そうイメージを超えなければ。ピリオドの向こうへ行かなければ!

昨日のゴキブリさん、ありがとう。
君の真実を少しだけ知って我が身を知りました。
これからは、もっと凄然と真っ直ぐ向き合って戦えるよう自己鍛錬します。

そして、タイ人ごめんなさい。
ゴキブリを手のひらで叩き潰すタイ人は正しかった。

7月27日

毎日暑い日が続いてますな〜。間違いなくバンコク以上と思われ。
さっき電話でダーちゃんに「ベッカムが来たぞ。レアルマドリードが来てるぞ。なんだか日本が騒いでいるぞ」
と言ったら 「え?!うちに?!」って言ってました。ええ、すべて暑さのせいです。彼を責めないで。

下駄セールでし!これからの花火大会などにお役立てください!
毎年下駄は大変な人気なので、どーんと入荷しましたらば、ちょっとだけ残りそうな気配なので
思い切ってラストスパート・セールです。
先に買っちゃった方・・・ごめんなさい。スペアにもういっちょ如何でしょうか←バチあたり
今年は紫が大人気でした。画像の色映りが難しいものなので、苦労しましたが
1足の返品もなく、嬉しい限りです!紫に負けず劣らずスタンダードな赤、えんじもステキです。
毎年不動の人気で私もお勧めなのは黒かな・・・ふちがくっきり黒で柄の中の赤色や模様が映えます。
渋めの配色はジーンズとの相性もいいですからね。是非、ご一考ください!


↓いつもそんな話ばかりで申し訳ないが、ご飯前の方は読まないで。読んだらいかんよ。

先日、チャリンコに乗っていたら、カゴから何か水がポタポタ・・・ん?
チャリカゴに、スーパーの袋に入れた自転車カバーをずっと突っ込みっぱなしにしていたので、
雨水が溜まっているのかなあ、と思って気にせず乗って、生協の班別配送品を受け取りに出かけたのだった。
配達先のマンションの前では、夏休みに入った子供達が遊んでる。
その子らが、私の自転車のカゴを見ては私の顔を見、カゴを見ては私を見、を繰り返すので、
なんなんだろう、、と思いつつ、その自転車カバーを突っ込んだカゴの中に、生協の荷物を
ぎゅうと押し込んでまた走り出した。帰る途中スーパーへ立ち寄ったり、郵便局へ行ったり。
家に到着すると、お隣のT子さんが葉っぱのお手入れをしていた。
立ち話をしながら、荷物を取り出し玄関へ放り込み、何気なくポタポタの原因を探ってカゴを触ると、
その水はなんだかとろ〜り。
と・・・とろ〜り?!
慌てて自転車カバーの入った袋を持ち上げると、その下に見覚えのないビニール袋が・・・。
袋から見えるそのシルエット・・・しゃけ?!
あまりの事に目の前が真っ暗になり声が出ず、なぜかとても恥ずかしい気持ちになって
T子さんに発見したものを伝える事が出来なかった。相槌もうわの空。
物体をよく見る事も出来ず、急いで自転車カバーごと丸めてゴミ袋に突っ込んだ。
どこから来たのかそのシャケは、ずーっと自転車カバーの下にいて、別の物に生まれ変わろうとしていたのだ。
ゆっくりとそして確実に。
い、いつのだ・・・・  あ。
この自転車は、お化けのマンションに越してきた友人がしばらく使っていた。
家からスーパーとか駅とか何もかもが近いので、私ははあまり普段自転車に乗らないのだ。
引越し後いろいろ揃うまで買い物に行く事も多いだろうから、乗ってていいよ、と預けてあった。
間違いない、犯人は奴だ!
その日の夕方、そいつがふらりと来たのでかくかくしかじかその話をすると、
「間違いなく私だと思われますが、事実を思い出す事が出来ません」と言う。
それくらいずーっと前の事だ。しゃけはパックに入っていなかったから魚屋さんで買ったもののようだった。
「先月?先々月?に魚市場へ行ったときかなあ・・・」 うおぉ
そして更に衝撃的な発言 「しゃけを買った覚えはないな」
私が見てしまったピンクの魚は、なんだったんでしょう。
色からしてしゃけだと思い込んでたけど、つまりその色は、その色になってしまった別の魚。
ピンクの・・・カビですか・・・。
おえー

ずーっと玄関前の花壇をいじってると不思議な匂いがどこからかやって来ていて、
土をいじってる時、知らず知らずにダンゴムシをスコップで虐殺してるからだと思っていた。
そしてその様な話をご近所にもしていた。
本当は、誰か真実を知っていたんじゃなかろうか。
「違うよう。自転車のかごの中で何か腐っているんだよう、ああ言い辛いなあ」って・・・・。

同じ事が起きたとしても、それが冬だって良かったじゃない。
ホントに神も仏もねえよ。

7月21日

照明の設置が失敗したまんまだったので、夕方からその工事をした。
ダーちゃんと職人の三島君が仕事を終えて帰ってからのスタートなので、すっかり夕暮れだ。
自分達で勝手にやって、勝手に失敗したリビングの照明。
今日は、天井に点検口を付けてそこから壁までの配線工事が出来るようにする。
天井の作業と言うのは、全部肩から上で行う作業で、手元でやればなんて事はないコンパネの開口も、
なかなか大変なのだ。顔に木屑は降ってくるし、天井裏にある既存の配線を切ってしまわないように、
手ノコでゆっくり感触を見ながら進んでいく。手がすぐにだるくなる。腕がブルブル震える。
「腕が細くなると思って頑張れ!」と応援したが「まだ贅肉はついてないんで・・・」と
何を?!私がやるべきって事か?45角を開けるのに、1時間くらいかかる。大変、大変。
家の工事で良い事と言えば、ビールを飲みながらできるって事くらい。
私に出来ることは、いい加減な冗談を言ったり、つまらない応援をしたりする事だけなので、
その辺に転がっていたビール券をポッケに入れて、近くのコンビにまでビールを買いに行った。
お店に入ってから、「あ、お財布持ってこなかったけど現金が必要になったらどうしよう」と思ったものの
引き返すのは面倒臭いので、収まるように買おうとカゴにビールを入れた。
なんとなく、3枚くらいで収まりそうな所でレジへ。
「これで足りますか?」と4枚渡すと、3枚で充分。いや充分以上だった
「おつりを現金でお返し出来ないのですがよろしいですか?250円位ですけど」
レジのお兄ちゃんは茶髪な2人で、ちょっと機械的なものの言い方だ。
数字に弱いので「えーっと、何か抜けばいいんですか?」って、おいおい。
「いえ、逆ですね。もうちょっと買えますね」と指摘された。その通りだ。あわわ。
250円ってちょっと諦めきれない金額じゃない?
走って発泡酒を取ってきて1本入れた。「じゃあこれで」
「あと、100円くらい買えます」言われたとたんにジュースの冷蔵庫の前に走って行ったが、
100円くらいって正確には100なんえん?なんだろう。
大好きなピュアインゼリーアミノ酸を持って戻り「これ買えますか!?」「それは買えません」
えー これはー?これはー?いろいろ持って行く。
茶髪ロンゲの兄ちゃんの方が「頑張ってください!」と言った。「せ、正確にはあといくらですか?」
茶髪ショートの兄ちゃんが電卓をはじいてくれて「あと100円です!」と大きな声で教えてくれた。
だろー?先にそれを教えてくれって。
しかしどうだろう、この美しい光景は。愚かしいさこそ人間らしさなのだと言うことを実証したかのように、
私の愚かしさとかっちょ悪い走りっぷりが、機械的だった彼らに人としての息吹をもたらしたのだ。
今や人間レジとして親しみを感じざるを得ない。
けれんみのない暖かい彼らの微笑みに迎えられ、やっと持っていけたのはミルミル。
94円だったので、6円はくれてやることにした。
「これこれ、これでいいですよね?」「はい、大丈夫です。6円は申し訳ありませんが」「はいはい」
コンビニにはレアケースのお手数をかけてしまった。「お世話様でした」と頭を下げると
「いえいえ、こちらこそありがとうございました」と彼らが頭を下げた。
人間万歳だ。と言うか私の算数力はお手上げだ。

で、これを書いている今もまだ工事をしています。
どうも具合が悪いようで、心配ですが何も出来ません。腹減った。
7月20日

先日の祝日が、祝日であったと知ったのはその当日だった。
まったく旗日が関係ないような生活でごめんなさい。
そう、その海の日の朝、家の前をゆっくり行過ぎる一台の車。
車の中なのに、麦藁帽子をかぶっちゃってはしゃいでるヤーング男女2組。
きっと海に行くんだな。到着が待ちきれなくて仕方がない感じだ。
窓全開で熱風を受けながら、帽子を手で抑えてみんなでラップを歌っている。
暑すぎで何かあったのか、はたまたすっかり忘れているのか車のトランクは空きっ放し。
よーよーよー と歌いながら、ゆるゆると車は大きな車道へ向かっていった。
車はボロく、ラップはゆるく、声だけはでかく
あー、青春よのう〜

7月12日

昨日は出掛け先から帰ってすぐに、選挙速報で大興奮してたのだった。
ああ、日本よどこへ行く。
かく言う私には選挙権がなかった。外国籍だったことに気付いていなかった・・・と言う訳じゃなく・・・
結婚と同時に住民票をこっちに移さなかったのは確かなんだけれど、それでも引越しに合わせて移してから
もうずいぶん経っているので、当然こっちで投票出来ると思っていた、ら、
まだ私の投票所は旧住所のままだった。ハガキをよく読まなかった私も悪いけどさ、
新住所に投票のお知らせが届いているんだぜ。なのに投票者名簿に載っていないとかこれいかに。
参戦出来ずに、がっかりがっかり・・・・!!
今選挙は全ての国民の人生を揺るがす国民年金問題、そして世界の中で日本をどう位置付けるか、
戦争をどう考えるかを試される、分岐点とも言うべき大事なものだったと思うのに、投票率の悪さにもがっかり。
いくら思う通りにいかない世の中でそれに飽き飽きしてたって、権利を手放しちゃダメよねえ・・・。

そして・・・なにがそしてなんだかだけど、冬のソナタ・・・観終わった。
今までのドラマの中で最長だったと思う。観終わった直後は42.195kmを駆け抜けたような達成感でいっぱい!
思わず両手を天にかざしてしまった。エイドリアーン!
約21時間に渡る、これでもかこれでもかの不運・不幸。
視聴者煽り系とでも言うべきか、見ずにおれない展開にする事に命をかけているとしか思えないドラマで、
質としては誉められたもんじゃないと思うのだが、21時間と言う長さで「微笑みの貴公子ペ」と一緒にいると
見れば見るほど変な顔〜などど文句を言いってたくせに、最終話ではすっかりペとのお別れがさびしい。
頭の中はずーっと冬ソナのテーマが流れているのだ。たららら〜ん、たらららんらら〜ん。
そして21時間もほぼぶっ通しでハングルを聞いていると、なんだか喋れるようになった気になる。
あれからずっと嘘のハングルを喋っている。このまま習得出来ないものか。
メルマガで冬ソナに手を出した事をご報告したら「とうとうボスも冬ソナ観てるんですね」とか
「うーん、やっぱり私も遅ればせながら観ようっかなー」などのメールを頂いた。
まだ観ていない方も多いようなので、ストーリーについては言いたくて仕方がないものの言わずにおくが、
ビューポイントをいくつか。

☆歩くシーンがやたらと多い(時間のない方には早送りポイントですが、ロケ地の美しさは格別)
☆職場に友達や親がやたらめったら訪ねて来て仕事にならない。
☆喫茶店が大好き
☆マフラーがいっぱい
☆入院したら勝ち
☆ペがボロボロになってくると、さまぁ〜ずの大竹に見えてくる。

ああ、もっと言いたい!
出来れば最後どうなるか言いたい!
ちなみに誰もエッチしません。さすがNHK出版。





7月7日 晴れの七夕ですな!

月9で、在日物がスタートした。
なんとも言えない気持ちだ。
学生時代、私は在日差別問題の研究室にいた。
絵を描いているか、ここの研究室にいるか、学食にいるかのキャンパスライフ。
自然に、在日三世〜四世(珍しいけど)の友人達に囲まれて過ごしていた。
それはもう十数年前の出来事だけれど、いや、たかが十数年経っただけで、なんと月9でドラマに
なってしまうだなんて・・・と驚いている。
先の戦争から時間が経てばたつ程、日本人は彼らをまったく知らなくなり、知っているとしてもそれは
実体のない噂としての存在だったりして、生活している在日が身近におり、それも信頼関係で
結ばれていると言う日本人は、ほんの一握りだと思う。
彼らがどうやって日本へ来て、どういう経緯でここに残り、そしてどんな生活をしているのか
何十万人と日本に住んでいるのに、見えない存在。
そして、何故見えない存在でなければならなかったのか。
そんな事を思うと、ゴールデンタイムに在日が主人公の恋愛ドラマがおっぱじまるなんて、驚きなのだ。
ソニンが在日の女の子アイドルとして、でも何も背負うことなくデビューした時も、驚いた。
その驚きの中には、ハラハラするような気持ちと同時にある種の期待感もある。
これらの動きは一連の韓国ブームに乗っかってるに過ぎないし、ドラマについてはフジテレビが
こんなとこまで目をつけた、って事に過ぎない。
在日が1000人いれば、1000人の人生があるように、
それを正確に象ることは無理と言うものだから、恐らくそのささやかな期待感を裏切られる事の方が
多いのだろう。それでも、まったく在日に興味を持たなかった人々の中にその存在が浮かび上がる事で
何か良い変化が生まれたら・・・とまた、ぐるぐるささやかな期待を巡らせてしまう。
同時に、こんなんじゃ全然伝わらない、と絶望感も巡る。
私が在日の友人達と付き合うようになって20年近く過ぎようとしているが、その間にも彼らの「頭越し」に
日本と韓国はどんどん接近し、戦後の悪感情を払拭しつつあるように見える。
「頭越し」と言ったのは在日の友人で、彼らには日韓朝関係が盛り上がれば盛り上がる程、置き去られて
いくような不快感があり、それをそう表現していたのだが、それでも彼らの母国がイメージアップを図ると
それとはまったく無関係に暮らしている彼らに対するイメージもまた間違っちゃいるけどアップした。
一世から二世に比べると、その風当たりは緩んだように見える。
差別はなくなったわけでないが、年々わかりずらくなっていっている。
それが、良いとか悪いとかは置いといて、話を月9に戻すと、
「母と同じ様な恋愛をし、母と同じ様に私は私を探している」と言う本筋がもうずれてんじゃないかと思うのだ。
こうやって目覚しく変化していった在日と言う存在は、一世と二世の間でも抱えた生き難さは違っているし、
今や三世の子供達は、兄弟間でもそれぞれに人生観が違ってしまっている。
ほんの数年入学がずれただけで、世の中がが変わっていて、お兄ちゃんとは背負った問題が全然違ったり
するのだ。屈託のない妹に「いや、あの子はそう言うこと知らないからね」と笑う姉。
じいちゃん達から孫達まで、同じ感受性では苦楽を分かち合えなくなって来ている。
同じテーマで生きてはいない、と言う現実の中では「母と同じ轍」を踏めないのが事実じゃないのか。
今の在日が日本人と恋に落ちるのは、昔に比べて自由に出会える場があるだけにいわば当然と言うか、
何人であるよりも好きが勝つ時代になってきていると思う。ま、それにもいろいろ大変な事は多いけれども。
主人公の母は、朝信銀かなんかにお勤めしていて在日社会の中で生きていたというのに、いくら偶然出会った
っつったってなんの拒絶反応もなく日本人青年と打ち解けていくのはリアリティに欠ける。
それにさあ、細かいことを言うようだけど、あの世代で海外への婚前旅行なんて日本人同士でもあり得ない。
貞操観念はもとより、あの時代の恐ろしいレートでいったい何処へ行ったんだ。
彼女はお金持ちっぽかったが、彼は貧乏だったぞ。緑のパスポートを持って、別の列に並ばなくてはならない
と言う苦労話を象徴的に出したかったんだろうけど、それは海外への修学旅行が始まった位の年代が
よく語った事だ。ああ言うシーンは説明的過ぎるし、かつ間違って説明的。
その辺、やはり窪塚君のやった「Go!」は秀逸だったと思う。
「親父達と同じ轍なんて踏んでられっかよ!」と、もっと伸び伸び生きてやれ!って感じがね。
在日ならではの笑える話も盛り込まれていて、エンターテイメント性もあって、登場人物が皆素敵だった。
さすがクドカン。

と、言う事で第一回はお勉強会で終わり、ドラマティックな展開はまだまだこれからよって感じなので、
文句はあまり言うまい。
佐藤隆太と仲間由紀恵の関係はなかなか素敵。
あの位、国籍について軽口叩けるような環境ってすごく理想的なんだよな、と思う。

あれ、パンの耳みたいな所を誉めちゃいましたかい?あっちがテーマでもいい位だと思うんだけど。

いずれにしても始まっちゃったんだから、どうにかいいドラマになって欲しいものです。
ちなみにダーちゃんと私も東京湾景です。いやーん。


7月1日

やややー、もう一年が半分終わってしまった。なんてことだ!

祭りの季節ですな。
うちにもよさこい祭りのチーム衣装のオーダーがありました。エスニックなよさこいも良いですね!
こうやってかなりご遠方のお客様の大事なイベントのお役に立てたりすると、ネットってすごいなあって
思いますよね。興奮度も高まるので、やり取りも楽しいものです。
うちのじいちゃんが踊りの先生だったので(魚屋にして近所の踊りの先生)
我が家は毎日ゆる〜い民謡がかかっていて、たくさんのおばあちゃんたちが無言で踊っていました。
ソレッ、ソレッ、っとよよいのよい、とかアタマの中でリズムを取りながら。
そんなうちの子ですので、祭りの時の注目度は高い。「ちょうべえさんちのあっこちゃんが踊るよ!」
そしてそんな視線を気持ちいいと思うくらい、私も祭り好き。
漁師町は産業祭りと言うお祭りがあって(山間部もありますか?)毎年の夏祭りに加えて
本祭りが4年に1度あります。学校も早退させてくれるほどのお祭り。
各所に舞台が設置され、山車が回ります。
6年生は子供として参加できるファイナルで、じいちゃんの七光りか実力かわかりませんが
舞台でトリのソロを踊ったりしました。あー、踊りてえなあ。
もうおばちゃんなので、声が掛かることもありません。
ちょーんちょーんのちょちょんのちょん、あ、そーれ。

と、言う事で脂肪を取るため、引きこもりエアロビします。


びっくり価格の380円で買ってきたゆりが満開!
良い香りです。ちょっと酔いそう・・・・


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