◆過去小事
2004.05

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「裏小事(占い付き)」


6月26日

今、私の後ろでエアコンの取り付け工事が行われている。
昨日も一昨日も予定していたのに、忘れられちゃったり(日本であり得ない)、
職人さんが倒れちゃったりして、やっと今日に至る。それも夕方までなかなか来なかった。
親方が、「奥さんはおうちでお仕事されているから、予定変わったら大変なんだから」←忘れた張本人
「もうだいぶ我慢して頂いてるんだからずらせねえぞ。・・・お仕事中すみません」とか
職人に言っているようで、私に言っているダブルトーク。
遅れてしまったことを、申し訳なく思っていると言うアピールなのだから、親方のセリフ通りに
私まで仕事続けなくても良いのに、なんか仕事してないとイケナイ感じ・・・。
エアコンつくまで、ヤフオクでも見てようと思ったのだが、キーを打ってる音がしないと
サボってると思われちゃうんじゃないかと思って、どうでもいい人にメールを書いてみたり。
ちょっと後ろを通られそうになると、ヤフオクからエクセルに切り替えたりとか、
まるでOLのようなことをしてしまっています。

その感覚が実に久しぶりで、ちょっと新鮮。

6月25日

銀行から急ぎ足で家へ向かう途中、向かいから小学生2人組がやって来た。
背の高い方の子が、大きな水筒を斜め掛けしている。
ちょっと得意そうにその子が水筒に口をつけると、もう片方の子が興味深そうにそれを見ていた。
今日は何か特別な日?
それにしても、なんで一人だけが水筒持ってんの?、と思いながらすれ違った。

水筒と言えば、生協のお友達からこんな事を聞いた。
「「お母さん、なんで水筒ってコップ付いてんの?いらないじゃん」って言うのよね、
今の子って水筒から直接中の物を飲むのよ。コップが蓋になってる水筒ってウザイらしいわ」
はーん、これってペットボトルと共に生きてる子供の感性だわ、面白い、と思った。
他のお母さん達も「まー、時代だよね」と言っていたっけ。
私たちが子供の頃は、水筒持ってどこかへ行くなんて格別特別の事で、
中の麦茶を水筒のコップへそーっと出して飲む、と言う、その行為自体がウキウキするものだった。
今日の男の子達のやりとりを見ていて、水筒の地位が下がったようには思えない。
特別そうに抱えていたもんね。
ただ、「飲む」と言うスタイルで言うなら、今コップ飲みはあまり流行らないのだ。
私だって水筒コップでウキウキもさることながら、ラッパ飲みってのも酷く憧れてドキドキしてた。
だいたいアンモラルなスタイルの方が子供は好きなものだ。晩酌ごっこもよくやった。
今は、みんなが自分の飲み物を持ち、ラッパ飲みするのが当たり前でアンモラル感はないだろうけど、
子供達にとってみれば、それが「大人っぽい」感じがするのかもしれない。
それに、今のボトルや水筒はコップよりもよっぽど楽しいものばかりだ。
中からピュっとストローが出るものや、口をボトルに付けなくても中身からジョーっと飛んで来る物もある。
街の何処でもカバンからお姉さんがさっとペットボトルを取り出すように、新しい形の物を何気なく
軽快に飲むのがカッコいいのだろう。

1つの水筒を挟んで、二人はなんらかの思いを交錯させていた。
持ってる方がすごくえばっているでも、持ってない方がすごく物欲しそうと言うのでもない。
でも、ちょっと嬉しいしさ、気になっちゃってるしさ、と言う程度のことだ。
そんな時、一緒に喜びを分かち合ってしまえば、簡単に気詰まりがなくなるのだけど・・・。
カッコいいとされる、この水筒ラッパ飲み・・・誰かとシェアするのは難しい。
水筒は昔より、よりパーソナルなものへ変化した。唾液と言うSSLが個人情報を守っています。
今の子供達は、飲み物を交換しあったり、忘れてきた子に分けてあげたりしないんじゃなかろうか。
カッコいい水筒にはコップすら付いてないんだから。
神経質で貰うのを嫌がる子もいるだろう。断られるのを怖がるって事もあるだろう。
この2人も「くれよ」とも「あげる」とも言わず、ぶらぶら楽しそうに歩いていた。
人んちの飲み物って、同じ麦茶でも味が違ったりして面白かったけどなあ。
まあ、そんな昔の事が「良かった」と言う事でも、今が「悲しい」と言うことでもない。
昔の子供は大らかで、今の子供がせこいのでもない。
ただ、一部圧倒的なシェアを持つボトルの形状が、人との距離感を変えた事に改めて驚く。
生活や、そこで生まれる思い出も当然変わっていくのだ。
ペットボトルで冷たい飲み物をいつも売っているのはコンビニ。
食事の時に「お茶」と言えばペットボトルに入ったウーロン茶がテーブルにどん。
どれも、私の子供時代にはなかった光景だ。そして、どれも今では普通のこと。
水筒の中身を一口ずつ交換して飲んだ私達が、ただ流されてきた来た結果の変化が
今の子供達には生まれた時からの当たり前、と言う事実になる。


ひとつ公園で水道の蛇口飲みをし、今の子供らを震撼させたい。
蛇口を逆さにし、上へ向かって噴出す溢れんばかりの水をチューの形の唇の間から飲もう。
これぞラッパ飲みを超えるワイルド。
子供らの固まった衛生感覚をブレイクスルーし、分け合う心の元祖公園の水道、
つまり公共飲料水の存在をアピールしようではないか。
そして、空を仰ぎ、口の周りの水を手の甲でぐっと拭おう・・・。
今大ブームのミッドセンチュリーからリリース蛇口飲み。
当時のパブリック感覚を今に置き換えるとアンモラルになるとは。
きっと流行るな。そして明日、また何かが変わり新しい事実になる。

6月21日

今、全文を書き終えたら強制終了された。ノリノリで書いていたのに。
もう一度書いてみな、と馬鹿にされているような気になるな!くそっ!
同じ冗談書いたりするのって、しらける・・・。

男女に関わらず、料理好きの友人が多い。
豆乳ににがりを入れる事を「豆腐をつくる」と言ったら、
「大豆ふやかして、ミキサーに掛けてこそ”豆腐を作る”だ」と、怒られた。うぅ、その通り。
猫に小判、豚に真珠、私にコンベック。
私のキッチンはヤフオクで落札した格安品だが、とても良いグレードのコンベックが付いているそうだ。
選んだわけじゃない。付いていたのだ。
「うわあああ、いいなあ、今度ここで料理させてね」と料理研究家の友人に言われた。はいどうぞ。
興奮されて、ふーん、と思う。へーへーへー3回だ。
うちのコンベックちんが毎日しているのは、ご飯をチン、パンをポン、よっこらカンでチンポンカンばっかりだ。
言っとくけど、けして私は料理嫌いではない。
「凝りまくる」人たちの中では、シンプルにプレーンにニュートラルに存在するだけで、
興味なさそうに見えるだけなのだ。
ご飯に大事なのは、早い、うまい、腹いっぱいなのだ。
「凝りまくる」人たちに囲まれると、付け焼刃で「凝る」のは恥ずかしくて、ますます凝らなくなる天邪鬼。

男女に関わらず、ガーデニング好きの友人が多い。
私の家は格安だったが、しばらく手が入らず放置されていた、むやみに広い庭がオマケに付いてる。
あー、ここはこうした方がいいねえ、ああ、ここはこうするべきだったねえ、どうする?
と、来る人来る人が口々に言う。人のうちなのに、それぞれ理想プランがある。
じゃあじゃあ、気になる人が好きなように、やってくれて構わないからと言ったら
本当に会社を抜け出して庭の手入れにきた人達もいた。
「どれを抜く?どこまで切る?」と聞かれても、、、即答出来ない。
私にとっては、突然自分が面倒を見なくてはならなくなった、知らない人の樹木。
それでも晴れが続くと死ぬんじゃないかと、ブチブチ言いつつも水をぶっかけたりしている。
葉っぱは心がわかるのよ・・・。
「愛がない」と誰も責めてはいないのに、責められているような気になるのは何故だ。
言っておくけど、けして私は草木が嫌いではない。
(「ガーデニング」と銘打つものは、確かに好きではない)
ゆっくりと自分のプランで何を植えようか、考えている瞬間もある。
ブーゲンビリアなんて難しそうだけどやってみたいなあ、と思ってみたりもしている。
ま、考えてるだけで、表面的には水を掛けてるだけですがね。
「凝りまくる」人たちの中じゃ、葉っぱに水をやってるだけなんて興味なさそうに見えるものなのだ。
それじゃわしゃあ、ジョウロにすぎないのだ。
最近じゃ「あ、これこんなことしたままじゃ、○○に怒られる」とか、「これ、あり?」と悩んだり
誰かに叱られない様に葉っぱをあっちへやったりこっちへやったり、美しい長い爪を土で真っ黒に
しながら庭をほじくっている。もはやお宅どもの評価が介入し、自ら自然に自然を愛せないでいる。

先日、でっかい毛虫を発見し、無視してしまった。
それはそれはでかい毛虫で長さ10cm、毛足も入れた直系は1cmあったと思う。
なんとなく無視してしまって、仕事を終わらせ気が付いた。
「葉っぱ、食べられちゃうよ!」急いで探したけど見当たらない。
しまった〜、葉っぱのためには迷わず殺生するべきであった。
この台風の暴風で、庭のびわの木が斜めになって言っている
「風がいたーいーよー、家に入れて〜、毛虫がいたいよー、家に入れて〜」
自然と言うのはそう言うものだ、厳しいんだ、諦めろ、びわくん。
私は自然に自然を愛せないでいるが、まるで自然のように厳しい。
だってどうしていいかわかんないんだもん。
この風で毛虫死ねばいいな。

6月17日

ちょいと前になるが、スパスパをたまたま観ていたら「むだ毛が消えるローション」と言うのをやっていた。
過去放送された豆乳ローションのバージョンアップものだ。
おお!おおっ!っと、言いながら鑑賞を終了し、そのまま晩御飯の買い物をしにスーパーへ
(遅くてすみません)。そしてまっすぐ果物コーナーへ行き、パイナップルをカゴに入れた。にがりも買った。
私はアトピーなので、果物の汁はかなり苦手。食べる時も気を付けて食べる。
そんな私がパイナップルなんて強そうな液体どうなのよ、と。一抹の不安を持ちつつ製作。ん?調理?
残念だ・・・。作ってる最中からもうだめだった。
完成品は大丈夫かも、、、と思ったが・・・。
だめっぽい。薄ら痒い・・・ちょいと赤い・・・かぶれるまでなんて待てない!
パッチテストまでに行き着けず断念。
パイナップルは美味しく頂きました。ええ。

そして残されたにがり。
お豆腐も出来る濃い豆乳を買ってきてお豆腐を作る。
しかし、作っても作っても一向に減る気配がない。
そこで、にがりダイエットを決行。あるある大辞典のホームページで解説を読む。
おーーー!おおーーーっ!っと言いながら調査終了。
早速、納豆にぼたぼた苦汁を入れてみる。
わー!何かの間違いです!絶対に!という味になった。にがりを舐めてた!ごめんなさい!
一回の食事で8滴くらいでいいんだよ。
って、事は、、、やはりにがりが減る気配はない。

6月13日

言っとくけど、私が太っていくのは腰痛のせいだから。

昨日、引っ越し祝いに、、、と友人からケーキを頂いた。ダーちゃんにはエビスご贈答用ひと箱!
「お祝いなので、って言ったら、ハッピーバースデーってお書きしますか?って言われてね、
違いますって言ったら、じゃあなんて?って、聞くからさあ、そしたらさ〜 まー、後で見てよ」と、
もじもじ話していたその、そりゃもじもじもするわの内容がコレ
はぅぅ、曖昧。はっきりと曖昧。
なんの祝いなのかまったく不明。
なぜかちょっとアジアな感じがする。
「この欠落感、っていうか、何か足らない感じがすごくいい」とダーちゃん。
そしてこの震える文字とは裏腹に、ちょー美味しかった。
久しぶりに、ちょー!と言うほどにうまかったのだ。味は欠落していなかった。

6月10日

メルマガでお話していましたが・・・って
メルマガをお読みの方が、ここを読んでいるとは限らないし、
ここを読んでいる方がメルマガを取っているとは限らないのだが。

ついに、下駄を入れる小箱達がなくなってしまいました。
もっと持ってくりゃ良かったんだけど、良いのがなかったんだよなー。
今回、一番面白かったのは「朝からウインナー」
爽やかだ〜
あ、今気付いちゃったけど、ちょっとシモネタですか?あー、すみません。

いやいやそうじゃなくて、梱包しながらやっぱり思ったんですけど、
これプチプチにくるくるで袋にポンでも、大丈夫だと思うんですよね。丈夫だものー。
その姿、また猛烈な簡易包装ですね、と失笑されるかもしれませんが・・・
基本的には、プチプチくるくるポンでいきたいと思います。
この簡易包装だと普通郵便390円でもお送りできますが、普通便は壊れ物指定が出来ません。
南東北から中部まで(首都圏を中心にいつも540円の方々)は、
普通郵便と150円の差額で、このプチくるポンに壊れ物指定を付けた宅配便を利用できます。
当然壊れ物指定は無料。いつもの540円のままです。翌日には到着します。日時指定も出来ます。
 ね。 何が「ね」?
いつもの事ですけど、ご遠方の方は特別指定がなければ普通郵便390円で、
近県の方々は追加商品の状態やコメントを見て対応していきます。
150円しか違わないんだったら、宅配便にしておこうかなーとか、絶対普通郵便にして!とか
コメントくださればそうします。
箱に入れて普通郵便だと580円になっちゃうのよ。たったの50g程度の差でさあー。
微妙な重さのものは悩ましいわ。
540円エリアチーム、下駄についてはそんなとこでヨロシク!

そうそう、あのね、北海道と九州の方は、何故だか時間指定を入れられる方が多くてですね、
それがブラウス一枚だったりすると、メール便160円で送れるのに!と
慌ててメールでお知らせしたりしてますが、どうかお気を付け下さいましね。
なんとなく時間指定をしてしまったらば、宅配便で960円、ゆうパックで1,020円もかかっちゃうんだから!
送る私がハラハラしちゃう。
特別お急ぎとか、ご事情のある時は仕方ないですけどね。
「北海道までブラウス1枚18:00に持って来い、1000円で」って言って、
持ってきてくれる人はいませんでしょうから、その日はどうしても時間指定が必要と言う時なんかは、
便利なものではあります。そんな時には利用、利用、おおいに。
でも、そうじゃない時は、時間指定をしないでオーダーしてみて下さい。
私が物に合わせて、一番有意義な方法を選択します。↑上で悩んでる文章書いてるけど。
発送はほぼ即日にしていますので、メール便でも通常翌日〜2日程度でお届けできますよ。
北海道チーム、九州チーム、そこんとこヨロシク(4649)!


6月8日

隣の駐車場が売りに出されて、測量だとかいろいろ動いてる。
昨日うちの庭をほじくりかえして、+マークの場所が正しく置かれているか見たのだけど、
「明日、写真を撮りますので」と、そのまま帰ってしまった。
しかし、今日は誰も来ない・・・。もしかしたら私が起きる前に来ていて、このまま帰ってしまったの?
ほじくりかえされたうちの庭。埋めて。

いやあ、梅雨ですなあ。
こちら関東は日曜日から雨っす。
雨の中、ソファーを見に代官山へ。この「見に」ってとこがポイントね。買えないっつーの。
そしたら道で人々が何かを待っている。野次馬だから、何が来るかもわからないで一緒に待ってみた。
「なに?なにがくるの?マラソン?マラソン?」って口走っていると、近くのおばちゃんが
「聖火が来るらしいですよ」と教えてくれた。「あー!そうなんですか、なるほど!」と
何がなるほどなんだか、「アテネっていつ?」って会話を先日したばかりの人。←すみません世界の皆さん。
代官山エリアの提供はコカコーラなのか、お馴染みの看板を掲げた赤い車が、白バイの後を何台も続き
やがて現れた聖火ランナー・・・誰? 
いや、ここで誰?って言っちゃいけないんじゃない?また知らないのは我々だけなんじゃない?
一瞬にして去っていった、ランナー。・・・やっぱ、誰?

それから田町へ行こうと切符売り場に並んでいると、私達の前にいたおばちゃんが切符をうまく買えず
困っていた。なので、一緒に買って、乗換えも同じだったので同行した。
おばちゃんは、オリンピックマークの帽子やちょっき?を着ていて、どうやらオリンピック関係者らしい。
「集合はみんなと一緒だったから良かったんだけど、移動はそれぞれなのよ〜」と次の聖火ポイント
高田馬場へ行くところだったようだ。
で、ずっと聞きたかった「あの、走ってた人は誰なんですか?」と聞いてみたところ、
「走る会の人だと思うんだけどね」「ああ、一般の方なんですか」「いーえぇ、すごくね、ベテランのね、もう」
「ああ、じゃあ、有名な方なんですね」「いえいえ、走る会の方だからね」
「ああ、じゃあ、一般の方なんですね。一般の人も走れるなんて知りませんでしたよ」
「一般の人もねえ、公募はしたらしいですけど、3000人応募があって選ばれたのは100人ですって」
「ああ、じゃ公募の方ではないんだ。へーこう言うのって芸能人とかスポーツ選手とかが走るんだと
思ってたから」
「そーねー、今日は雨だから、橋幸夫?でしたっけ、橋さんだか、そんな人がやるって言ってたけど
雨だからねえ、やめちゃったのよね」「えー!じゃさっきの人は橋幸夫の代わりなんですか?」
「いえ、それはどうなんでしょうね。ベテランの人ですよ」
結局、走っていた人が誰だったのか、分かりませんでした。
でもいっぱい聞いたから分かったような気もする。

で、橋幸夫はここにいました。
ランナー代表の挨拶までして、さぼるとは思えないんだけど。
恐らく都庁近くの、オーディエンスがたくさんいるところで走ったのではないですか?
しかし、ホワーイ橋幸夫。

6月1日

ああ、眠い。
昨日は寝しなに今日の朝返さなくてはいけないビデオがある事を思い出し、慌てて観て終了が午前4時。
ダーちゃんがいなかったので、ゴミ出しせねばならず起床が7:30。
今日は一日ベトナム珈琲漬けでがんばります。

さて、ついに出たか、この業界初?の雨天撮影。フフ・ブラウス「あじさい」はご覧いただけましたでしょうか。
ありゃ本当に雨の日に撮影したんざんす。
モデルのめぐち○こは30歳にして学生で、とっても忙しい身なのだけど、そのポーっとしたキャラが
うちのお洋服にとっても良く合うので、一ヶ月前から予約して来て貰ったのです。
よりによって、そんな熱望撮影会なのに雨!
お洋服もカメラも濡らせないし、今ひとつ光が足らないしで、大変じゃった・・・。
でも、傘を持ってみたらすごくその世界がブラウスとマッチして、「あじさいみたい!」と気付いたのです。
きっと真夏にも涼しげなそのお花は、日傘や帽子なんかともよく合うでしょう・・・
実際のところ、その日はめっちゃ寒い日で、めぐち○こは、ブルブル震えての撮影でした。

もひとつ、さて、
週末はうちの裏の小学校が運動会でした。
残念ながら子供がいないので、うちには何の役にも立たない事なのだがこの小学校、とにかく近い。
目と鼻の先とはこのこと。
今、もっとも子供達が何を習っているか知っている、よそのおばさん、それは私。
全校集会やら音楽やら、体育やらは声と音でだいたい内容がわかります。
ここんとこは、もうずーっと運動会の練習。
きんぱっつぁんでお馴染みの「南中ソーラン節」を毎日何回聞いたことか。もうそらで歌える気がするぞ。
「はー、どっこいしょーどっこいしょー!ソーランソーラン!」このソーラン!部分は全員で叫ぶのだが
一人だけ1回多く叫んじゃう子がいたりして、キーを打ちながら笑ってしまったもんです。
ま、この騒ぎもなんとなく終わっていくだろうと、まず見に行くなんて発想はなかったんだけど、
生協仲間から「何時何分から、由佳ちゃんのチアリーディングだよ」
「その後すぐタカちゃんのソーラン節だよ」それからそれから、、、とプログラム解説をされ、
じゃ、ちょっと見に行ってみようかなと、近所のおばさんは目覚ましをセットしたのでありました。
その日の天気予想は雨だったにも関わらず、今年で一番の夏日。
小学生時代の私なら、はじめの言葉の最中に保健室に行っていたであろう。
その上もんのすんごい暴風で、砂塵の中で走ってます。
噂のチアリーディングは、これまたかわいそうな事に旗を使う演技で、旗なんか棒に巻きついちゃって
棒を持っているのか、棒にしがみついてるのかわかんないくらい辛そう。
このチア部は全国でも上位の成績で、全校女子憧れの部活なんだって。だから注目度も高いのだ。
旗の子は吹奏楽器に持ち替えて、指揮者がソロに入る。
真っ白い制服を着た指揮者は胸をはってのバトン演技です。が・・・
一番高くバトンを投げてキャッチするところで暴風・・・無残にもバトンは地に落ちてしまった。
彼女を責めるつもりではないのに、大人達の落胆の息は音になって校庭に響き渡る。
気を取り直して急いでバトンを拾い、ポーズをきちっと決めたけど、泣きそうに違いない。
そんな彼女に近所のおばさん、私も泣きそう。
今度は応援合戦。ころんと太った赤組、白組の応援団長がエールを送り合う。
小さい校庭なのに、わざわざワイヤレスマイクを使わせるから、かえって何を言ってるかわかんない。
マイクの音が割れるから声を張り切れないのだ。そのもそもそした声で応援団特有の節回しをすると、
それはインドの朝のお祈りか、コーランみたくなってしまい、聞いてるうちにだんだん可笑しくなってきて
また大人達が笑う。ごめん、と思いつつもだんだん笑い声が広がる。
「ポストの色は?」「赤、赤、赤!」「だるまの色は?」「赤、赤、赤!」「海の色は?」「・・・」と
笑わなくちゃいけないところは誰も笑わず・・・。先生、どうなんですかこのギャグ。
応援合戦が終わろうとするその頃、車椅子を転がしたり、小さな孫の手を引いたりして、
お年寄りがポツポツ増えてくる。そう、みんなが待ちに待った「南中ソーラン節」のはじまり!
「威勢の良い掛け声と、ばしっと決まるポーズが見所です!」と放送委員も言ったのに、
それはまさに流れるような演技・・・流れっぱなし。
みんなお母さんの方が気になっちゃたり、自意識過剰になってはしゃいじゃったりで見所が分からないまま
終わってしまった。お前ら、あんなに練習したのに!と、ちょっと不服な私。
気付いたら、家族連れの中たった一人でコンビニ袋ぶら下げて、泣いたり、笑ったり、怒ったり、
かなり危ない人になってました。通報される前に帰りました。

その日の発送でヤマト運輸のフカちゃんに、
「ソーラン節がいまいちだったんだよー、あんなに練習したのに」と言うと、
「いやいや、俺達もそんなもんだったんだよ。本人達だけが、決まってる!と思ってたんじゃないの?」と。
あー、そうなのかなあ・・・でも、それだけじゃないんだなあ、あの何か足らない感じ・・・
「そうだ・・・まず子供の数が圧倒的に少ないんだね」
「俺達の子供の頃は、数だけでかなりの迫力あっただろうからね」
つまり、質は同じ様なものだったのかもしれません。
ごめんね、へたっぴって言って。


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