◆過去小事
2003.12

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「裏小事(占い付き)」


1月17日

タイ語教室の学習室をおさえに公民館へ行ってみた。
公民館だから、貸し出しルールがいろいろあって学校を思い出させる。ちょいと面倒臭い。
きちんと運営されている団体、と認定されるとオンラインでの予約が可能なんだけど、
まだまだ素敵な授業ぶりを見てもらっていないので(何をやっているかの来室チェックもあるのだ!)
それがまだ出来ない。とぼとぼ歩いていくのだ。
ウェッブサイトでは14日前からの予約が可能とされているので、再来週の部屋をひとつおさえれば
いいやと思っていたら、来館しての予約はもっと先まで出来るようだった。ラ、ラッキー!
お昼までに終わらせるつもりで11:30に行っんだたけど、欲を出してこの先の予約も一気におさえて
しまおうと、改めて空室を調べてたら、あっという間に12:00を回ってしまった。
「あの、私たちお昼休みなので、次回はもっと少し早く来てくださいね」と3人くらいに囲まれて
神妙に注意された。確かに、ここで働くおばちゃん達(いや公務員の方々)にはお昼休み命だもんね。
すみません、と小さくなりながらも、こちらはこのチャンスを逃すまいと必死。
全日程分の書類が必要なのだ。先生と手分けしてがんがん書き込む。
お昼休みは通常受付窓口もガンと閉めてしまうのかもしれないが、私たちのせいで開放のまま
休み時間を迎えてしまった。ドアが開いていれば開いているだけ仕事は来るようで・・・
「すみません。バッグを学習室に忘れてしまったのですが、バッグの中にその部屋のカギが入って
いるので中に入れないんですが開けて貰えませんか?」と、おばあちゃん。
「え?カギがバッグの中にあるなら、カギはかけられませんよね?カギはまだこちらに戻って
ませんよ」と担当者。「いえいえ、あのね、ですからカギはバッグの中なんです。開けないとお返し出来
ないんですよ。」
※「ええ、ですからね、カギがバッグの中なら、退出するときカギがかけられないですよね?」
※「ええ、でもカギはバッグの中なんですよ」
※を5回リフレイン・・・・
疑問1 ドアはノブについたぽちっとを押して閉められるタイプのカギではないのか。
疑問2 カギは他の人が締めて持って帰っているのではないか。
疑問3 ドアは本当に閉まっているのか。
疑問4 バッグは本当に部屋にあるのか。
など、横で聞いている私が聞きたいことがいっぱい出てくるのに、この2人ったら一字一句
同じやり取りを繰り返す。先生が見かねて「カギがかかちゃってるんですか?」と声をかけてみると
「ええ、かかっちゃってるんですよ」と答え、担当者とまた同じやりとりを繰り返していた。
「じゃ、ちょっと見てきます」と担当者がやっと言ってカウンターを離れていった。
んー、なぜ、もっと早く行かないか。なぜスペアキーを持っていかないか。
お役所ですからね〜、スペアキーだすのにまた書類が必要なのかも。
さて、疑問1〜4の中に答えがありました。な〜んだ。
ドアは閉まっていませんでしたとさ。おほほほ。
年は取れば取るだけ楽になるものなのかと、思って良いのか悪いのか、
最終的な様子は見てないながら、きっとあのおばあちゃん、
「あら開いた。あらあら、良かったわ〜すみませんでした」と頬を赤らめることもなく帰っていったに違いない。
担当の人も、んなこたあよくあることなのか、皆に大きな声で報告することもなく、
どうだったのかは側で聞いていた先生から聞かされたぐらい、すべては静かに終わった。

翌日、母さちことお芝居を観に別の公民館へ行った。
この日の演目は前進座。中村梅雀主演、本は五木寛之。70年代の演歌、ポップスなどがテーマの
にぎやかなものだった。前にもここで書いけど、このお芝居を観る会がそうなのか、おばちゃんと言う
生き物がそうなのか、この人らは舞台に対してもの凄〜くアプローチするのだ。
劇中で誰かが歌うごとに、ストーリー展開とは関係なく、まず拍手拍手。
その音楽がBGMだろうと、オーディション風景だろうと、歌がかかると同時にそこここから誰かしらの
声が聞こえてくる。一緒に歌ってるのだ。「黒猫のタンゴ、タンゴ、タンゴ」
周りが誰も歌ってなくても歌う。みんなが歌っても歌う。ちょっとトランスしてるようだ。
私が演者だったらうれしいだろうし、それが生の醍醐味とも言えるので、私たちよりもずっとお芝居を
観るのが上手なのかもしれないが、そのトランスぶりにちょっと驚く。
そしてそんな渦中で爆睡しているさちこにもちょっと驚く。
いろんなおばちゃんがいるが、反応は違えど「人間が大きい」と言う印象を持った。
生きていくのに必要なことは「だいたい」な感じと「気分」なのだと。
そして公民館という所には、そんなのがいっぱい来る。
「気分」がいっぱい集まってきて、怒られても「だいたい」無事に済んで帰っていく。
怒ってるほうも「気分」で、いくら怒っても元来「だいたい」たいした問題じゃない。
どこまで大きい人間なのか、ブラックホールのようでもあり、ケツの穴くらいかと思ってみたり。
でも、それすら「気分」と「だいたい」で出来ているところが、すごく怖い。
いずれ私もそれそのものになるのであろうが、それそのものになったらもう解からないのだろう。
だいたいだからね。

1月13日

寒い。腹が減った〜。
年の初めに生協からじゃがいもが届いたら、思っていたよりも量がうんと多くて、
仕事帰りに立ち寄った母さちこに少し持たせようと袋に入れたが、玄関先に忘れていってしまった。あらら
と、言っていたら立派な自然薯を戴いた。山芋は大好きなんだけど、我が家にはちょっと立派すぎ。
遊びに来ていた桜井に半分持っていってくれとお願いしたのに、うっかりそのまま帰してしまった。
八百屋のふみおちゃんに、里芋おいしいよと言われ、気前良く「じゃ頂戴!」と言いたかったんだけど
台所に並ぶ多量の澱粉質を思い出して「また今度」。
日持ちするとはいえ、おいしいうちに食べきれるか・・・心配。
今日はまぐろのブツで山かけ、それから肉じゃが。焦って食べて喉に引っ掛けそうだ!

最近、HPの動きが少なくてごめんちゃい。
静かに春に向け動いております。

1月8日

一昨日の夜、突然検索画面が文字化けをした。エンコードを変えても知らんぷり。ぬぬ。
IEのバージョンが古いのか?などと思い、差分をインストールしたりシステムの復元をしてみたり
いろいろ試してみたところ、ますますやばい状態に。プラウザの右上にある画面を閉じたり小さくしたりする
×や−あるよね。あれが数字に化けてしまう。こりゃIEのせいじゃないかも〜
浅知恵の思いつく限りで果敢に挑むも変化なし。そのうちマイクロソフトにアクセスできない現象にも
気づいてしまった。サポートセンターの電話番号すら読めん。ぬぬぬ〜。
再起動すると少し進める。それでようやっとサポートセンターに繋がって、有料サポートを受けた。
1個の問題につき4200円。ひー。しかしもう惜しんでいる暇はない。しっかり頼むぞ担当さん。
電話を耳にひっつけたままで3時間格闘。結果は再インストール・・・。
私のOSはMeなので、無料サポートはもう終了してしまっているんだけど、文字化けの話くらいならと
恩情で無料サポートの人が「一般的な話」として教えてくれた。TrueTypeのフォントキャッシュが破壊
されているということで、一度この壊れたファイルを削除して再起動するだけで、このファイルは再生した。
これだけの話だったら、もちろん問題なく通常作業に戻れたんだけど、今やIEが普通に作動しない。
なぜか。システムの復元を行ったときに、大事な物までマシンがどこかへうっちゃってしまったんだそうだ。
おい。なんて便利な顔した危険な機能だい。毎年1回は突然リカバリーさせられる事になる。
さすがに学習して今回はバックアップをとってあったんだけど、それでも怖い。
だって、このバックアップのCDが壊れていたら?とか勘違いして違うファイルを集めていたら?とか
最悪の最悪を想像すると、胃がキュンキュン。昨晩、いや今朝?なんとか復旧して仕事してます。は〜

今日、タイ語の南行徳初級クラスがスタート。今日ほど寒い日はないというくらい寒い日にお出掛けして
来てくれた生徒さんたち。かなりご遠方の生徒さんがいらして(片道1時間半)毎週1コマのために使う
交通費も馬鹿になんないわけで、その方は隔週2コマでやてみようかと先生と話していた。
もしかしたら、他にもその予定がいいという生徒さんがいるかもしれないし、授業の前に一度全員で
これからの理想的な進め方を話し合みることに。「やろう!」と志す人たちの熱意ははんぱなく、
1コマ1時間半をやめて、1コマを2時間にし、それを毎週やるということになった。
すると初級の卒業は全12回じゃなくて9回でいける。
私がやってるクラスは月一回。前回の復習をしてるうちに終わってしまう、卒業もなくだらだら。
よくない学習方法の例として、先生がいつも話しに出す。続けるのつらいけど、やめるの勿体無いという
ケチな私の提案で始まったこのクラスは、参加者全員がこのペースに慣れてしまい「じゃ、もういっちょ
がんばっか!」と腰をあげるものもいない。もはやお楽しみ会?
一気に叩き込むという、そのストイックさに「大丈夫〜?」と言ってみたけど、皆笑顔。
おお、やる気とはすばらしい。
9週後には追い抜かれているのだわ。おお。

2004年 1月5日

「行ってきます」と言ったはいいが、書類の書き込みを舐めていたせいで危ういところでした。
戸籍の概念がそもそも間違っていて、ダーの戸籍謄本は取り寄せなくて良いと勘違い。
書き込みの項目もなんじゃこりゃ、なんでこんな事必要なんじゃ?と言う所は全然わからない。
ずっと窪塚君達がまともに書類を提出できないことを「信じられん」と言っていてごめんなさい。
どうしよう。協議の結果知らんぷりして持って行ってみる事に。
ささやかなお小言は頂きましたが、「おめでとうございます。今日の日付が欲しいんでしょ?」と、
どうにか受理されました。決めた日付も冗談なので、別にどうしてもというわけではなかったのですが、
助かりました。守衛さんありがとう。
今日は市役所から電話がかかってきて、間違いを指摘され、足らない謄本の催促を受け
それでもお役人は「おめでとうございます」と。
なんだか、何をするにしたって杓子定規な日本なのに、こんなに婚姻届に寛容だとは意外です。
もっと寛容になるべき大事なことはたくさんあると思うのだが、カップル記念日なんてロマンティック事情に
かなりの肩入れとはこれいかに。
と、お前自分を棚に上げてなんなんだ、と言う感じですみません。感謝してますよ!

いろいろごちゃごちゃした事情が絡まって、結婚していなかった私達ですが、
それでもそれなりの時間をかけて自分たちが帰って行く場所を作ってきたつもりです。
そう言った意味ではシークレットマリッジと言いましょうか、自覚的には結婚しているのと同じ状況だった
わけで、それで充分私達は毎日楽しくやっていたし、内縁の妻(←えらい響きですな)であれ、
それを不憫にも不幸にも思わず、のびのびしたものでした。が、パブリックな結婚というものは
見たことも無いような場所を本籍とされたり、名前を変えさせられたりして、
どうにも生きている実感とはかけ離れてる感じがしてなりません。キョトンだわさ。
ただ紙に書かれただけの事なので、事務的に済ませてしまえば傷ついたりする事はないけれど、
個々人の生きてきた状況によってはもの凄く傷つけられたり、我慢ならない事であるのはしかるべきです。
ロマンティック事情には肩入れする癖に、婚姻を取り巻く実状はかなりデリカシーに欠ける気がします。
そんな事に詳しい友人からは聞いた話ではあったけれど、実感しちゃったわよ。
入籍しに行って実感しちゃったから、瞬時にやっぱやめようとは思わなかったけど、
あえてなんで入籍したのか?と考えてみれば、パブリックで他人だと、死んだ時に面倒くさそうだから、かな。
残念なことに、パブリックを全面的に拒否して生きていくことは難しい。それはかなりリキまなくちゃ出来んし、
んな事にリキんじゃ力がもったいないし。ちょっと前までは、何処かで彼が事故にあっても、私の所に知らせ
が来ないかも知れない、と言う疑念がずっとあった。墓なんぞどうでもいいが、死に目には呼んで下さい。
これで少し死に方は自由になった気がします。
結婚するより前に考えていたことは死に方かよ、と言った感じが内縁の妻よじくれちゃってかわいそう。

ま、紙があろうと無かろうと、大事なことはいつも通りが楽しいかどうかだけだよね。

オーダーにたくさんのお祝いのメッセージ、ありがとうございました。
ちょっと新婚気分を味わいました。わはは。

2004年 元旦

あけましておめでとうございます!今年もどうぞよろしくお願いします!
雑煮食いましたかい?あなたのお里ではどんなお雑煮?

私事ですが、本日1月1日に入籍します。
30日の夜から以前の職場の友人達と久しぶりに会い忘年会。
借金の保証人になってくれとか、ゲームに使うからとか適当なことを言って、全員に判子を持ってこさせ、
食後猛烈な勢いで人生ゲームBB(ブラック&ビター)を4クール。
最終的な敗者2名に婚姻届の証人になって貰いました。
翌日早朝までの大レース。もう目の下真っ黒、意識は朦朧、精気を使い果たしているその人達は、
住所の7丁目の「7丁」って書くところを「7万」って書いちゃうくらい思考回路がギャンブルで破壊されていて、
判子もずれてるし薄いし半分だし。大丈夫なのかなこれ。
本当は勝者の方が縁起が良さそうなんだけど、なにせ圧勝したのは私だったのだ!
なのでまあ、年の最後に私にお小遣いをくれた人達が証人というのは、今後の金巡り的にも適任という事
でしょう。証人名入り婚姻届と共に餅代を稼ぎ、良い年2003年を終えました。(警察に通報しないで)
これから、お役所の休日窓口へ行って来ます。

なにしろ、ダーと一緒に暮らして8年?9年くらいですから、新婚気分というものでもなく、かと言って
奥さんと呼ばれる事に腹立たしさを覚える癖が付いてしまっていて、呼ばれてもどうにもすっきりしねえ・・・。
パスポートも変えなきゃ買い付けに行けないし、免許証やら、国民健康保険やら、生協までも変えねば。
ああ、女って面倒臭い。夫婦別姓運動をするほど熱望してもいないけど、どっちでも良いって位に
なりゃしないもんでしょうかねえ。いろいろやらなきゃいけないことがありすぎて、絶対何か忘れてしまうはずだ。
こんなこと完璧になんて出来ねえよ。詳しい人ノウハウ教えて下さい。
ままかは旧姓のままで続けようと思ったのですが、振込口座などの名前が変わってしまうので、
そうもいかないですよね。売ってる人と送ってる人とお金受け取ってる人の名前が違うって不審だもの。
なので、身分証明書の変更申請が終わりましたら店長が替わるわけでもないのに店長の名前が
変わります。今年はもうすぐアパートの更新もあるので、引っ越しも視野に入ってて、
新しい住所が確定したら、ちゃんと申請しようと思ってます。
だからままかで名前が変わるのは、まだ先ですけどその際はよろしくです。
ところで、身分証明の申請って、期限あるんですかい?←ホントに適当ですな。


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