◆過去小事
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6月29日
 前々から思ってたんですけどね、いや、今更って感じだけど某社カフェラテのCMって、なんかすごいよねえ。鼻眼鏡をかけた男の子が、カフェラテのワンちゃんを連れてお散歩しているやつ。かわいらしい仕草で主人を目覚めさせ、仲良くお散歩ふふふんふふふんしてたのに・・・飲まれちゃうんだよ!体液を!ご主人の男の子がなんとか飲もうとして唇をウウウウ・・・ってのばしてるのを、必死でイヤイヤして震えているワンちゃん。顔がないってだけでもかなりカルトだのに。お洒落ムードのCMだけど、これってペットボトルだけにペットっていう駄洒落だわよね。かわいいペットと過ごすみたいに、いつも一緒にいてね!ってメッセージでしょうか。うはは・・・。そこでわたくし、Googleで調べてみました。

ワンちゃんの名前は「ラテラテ犬」。
生まれた場所・・・東京のとあるcafe横の自動販売機
初めて見たもの・・・自動販売機の取り出し口の蓋越しに見た、東京の街並みと青い空。
初めて会った人・・・小さな紳士


 ああ、なんか涙が止まりませんねえ、東京の街並みと青い空、そこで出会った大好きな紳士、うううう、だのに・・・。 解説コンテの中には「飲もうとするけど飲めない紳士」とあって、あれ?かわいそうで飲めないって事?そんな風でもないけどな〜奴はやるき満々に見えるけど・・・と思って、もう一回冒頭からCM解説をよく見ると・・・最初は小さな紳士がカフェラテを買ったところです。それがラテラテ犬だったと。だから小さな紳士はやっぱ、はなっからなんか飲みたいわけなんですねえ。喉乾いちゃってんだ。「なんだよ、俺はカフェラテ飲もうと思ったのに、こんなん出て来ちゃったよ〜」ってな。生まれて最初に紳士を見ちゃいましたからね、インプリンティングされちゃったんでしょう、ついて行きますラテラテ犬。それ以来、機会のある毎に紳士はラテラテ犬を飲んでみようとするが、抵抗にあってなかなか飲めない、って事らしいですわ。You are sixteen goin on seventeen うんたらら〜んって歌もお洒落でついつい口ずさんでしまいますが、この軽快でキュートなBGMがよりカルトさを増すのに効果を発揮しているといえるでしょう。果たして紳士は飲むことが出来るのか!いや、奴は飲む。ここまで来たら飲むがいいさ!
・・・最後は手足がだんだん動かなくなってぐったりするのかなあ、頭のない犬、サイコラテラテ犬。

 それにしても頭が無くても、ちゃんとかわいいって思えるのも面白いよね。やっぱ哺乳類って手足のちみちいところが心をくすぐるんかなあ。不思議や〜

6月27日
 一昨日、ここで腰痛のことを書いたら、改善体操を教えて下さった方がいらっしゃったのです。
どうもありがとうございます(^0^)きっと腰痛でお困りの方は多いと思うので、発表しま〜す。
名付けて「かえる体操」!!いえーい
 
まず、朝起きる30分くらい前に、うつぶせになり両足をおもいきり広げて(蛙の格好のような感じ)、
できるだけ上半身のほうに膝を高く上げる。このまま30分くらいうつぶせのまま、うとうと寝ています。
腰と骨盤辺りに張を感じますが、1週間くらい経つと慣れてくると思います。

・・・・想像してくださいよー(ボ)
 
もうひとつは、(いつでもよいので)
うつぶせになり、その態勢で後ろから足首を掴んで引っ張り、あごと上半身を同時に上げ下げを10回くらい行ってみてください。
(ブリッジの逆さまのような感じです、これは少ししんどいですがやれる時は試してみてください)

・・・以上でございます。(ボ)

これは腰の筋肉のリラクゼーションだと思うけど、骨盤の調整にもなりそう!(ボ、もういいか)
さっそく朝からいただきます。

そうそう、骨盤と言えば・・・ご存じでしたか?女の子の骨盤っちゅうのは、日々開閉していると言うことを!女の子は排卵日を中心に骨盤が開いたり閉じたりしているんですって。なぜだか顔がでかい日ってあるじゃないですか。ありゃあ、骨盤の動きに合わせて顎も開いているからなんですってよ!排卵日ってのはいわば、動物として女子が一番アピールせねばならぬ時。だから骨盤はきゅっと閉まってお尻がつんと持ち上がってかっこよーくなるんですって。それを過ぎると骨盤はゆっくり開きだして今度はのんびりモードに入ります。だんだん月の日に向かって肌が荒れたり下痢したりする人って多いと思うけど、この時期は体のゴミを大放出するからだそうです。その開閉に合わせてちょっと骨盤ちゃんを調子づけてあげると、持ち主も非常に調子がよくなるというわけ。思い当たること多いんじゃないでしょうか〜。もちろん本からの受け売りよ〜。なんつったっって男の生理現象には快楽しか伴わないのに、女の生理現象って全てが苦痛じゃん(自己欲求以外)。少しでも楽にならにゃあ。こういうことを保健体育で教えてくれよ文部省!ってかんじ〜。かわいくて安くて面白いから女子は是非読んでみてね〜。この子はコツバンちゃん。
「かわいいからだ」寺門琢巳(著) メディアファクトリー1000円

 そうそう、それからロナウドのことだけどね。
今ままかヘルスセンターでプレゼントやってるじゃないですか。知らない人はココclick!
その問題のヒントに「だからサッカーも強いんだね〜」なんて書いてて、あなた、やっぱりロナウドは飲んでましたよ。ね?
 な〜んだロナウド言ってくれればうちに12倍濃縮のガラナがあっただに。ガブガブ炭酸飲まなくとも携帯できますよー。サッカー知らない私だってロナウドくらい4年前から知ってるわよ。覚えちゃうわ。あのすきっ歯・・・で女優となんたらら。この前テレビで話しているところを見たらたおやかで素敵な人だった〜。たぶん本来的には、グラウンドでの彼が一番輝いてるはずなのに・・・試合中はすきっ歯の大五郎・・。。え、あ、う、また余計な事言っちゃいました?が、がんばれ〜ブラジル〜横浜にガラナ送っときま〜す!ラジャ!

6月25日
 今日も雨の中うんこ1個発見。はー、こいつら便秘しねえのかあ?。それにしてもさむい。さむいさむい、さむいっすねえ。

昨日1週間ぶりにダーが帰ってきました。かなーり忙しいようなので、私も先週いっぱいは晩御飯の用意をせず待機でした。作っちゃっても一人じゃ困っちゃうもんねえ。幸い次から次へとお客様がやってくる週だったので寂しくはありませんでしたが、いろんな非日常が連続してすっかりペースが狂ったままです。なにより「晩飯作るか作らないか」で一日の区切りがついているのだと改めて実感しました。もう、誰も帰ってこないとなったら、ご飯を作るのも意味無いし、ふとんを上げるのも意味無いし、風呂に入ることすら意味無い。最後には起きることすら意味無い、とか考えはじめて、「誰も帰ってこないのなら」という条件を飛び越えて一日中寝てしまおうとするだらけた己に遭遇。最近寒いし、おふとんが気持ちよくて・・・。じゃ、どこまで寝られるか寝てみようと思って、土曜日の深夜3:00(だから日曜の朝とも言う)から寝始めて、途中ビデオを返しに行ってお弁当を買ってきて食べた以外、ずーっと寝てみましたところ、通算36時間寝ました。おしっこも2回だけ。「いいなあ」と言う勤労諸君の声が聞こえてきそうだが、これも辛いのだぞ。月曜日は一日中頭が痛くて痛くて、前がよく見えないくらい。だから夜は早く寝ました。また寝たか!いくら頭が痛いからってもう寝られないだろうと思ったのに、目が覚めたのは今日の午後1:00。腐る。きっと体も心も腐ってしまう!梅雨だし!そしてすでにもう眠い。怖い。寝過ぎて頭が痛いのに加え、ぎっくり腰の予兆がしています。一番弱い腰の筋肉が死んだのでしょうか。とにかく今はよちよち歩きです。あーーー頭いたい。きっとある朝目覚めたら晴れていて、撮影日和だったら、この眠り病も自然に治るはず・・・はず・・・梅雨ってまだどれくらいあるんだい?
6月18日
 日本代表お疲れさまでした。やっぱりもう見られないと思うと私でもどこか寂しい・・・。
 チェニジア戦の時は、お風呂場でカビ防止剤と格闘中だった。トルコ戦では猫のうんこと長期戦の最中。近所から「ワー!ワー!」って聞こえる度に私が応援されているような気分だったが・・・戦いはどんな応援があっても常に孤独だ。打倒猫のうんこ。そして私の戦いはまだ終わっていない。こればっかりはトルコに負けるより負けたくない・・・。
 2.3日前、洗濯物干し場に猫のうんこが落ちていた。これは困った。猫というのは、お気に入りの場所を一度おトイレに決めたらなかなか変えてくれない。速攻でうんこをちょいと離れた所へ埋めた。その埋めた場所は、裏のアパートの若者が勝手に通り道にしているところ。うちの洗濯物干し場で、かつうちが丸見えだから通らないで欲しいのに、どうどうと金網またいで通り道にしてるのだよ。そこで暗い心は小さな仕返しを試みている。しかし、あまりにもダイレクトに踏んだらかわいそうなので、彼が金網を乗り越える際に「よろけたら踏む」という辺りに埋めた。猫のうんこ被害地は深めに土をほじくって珈琲の出涸らしをかけておいた。この時、せっかくスコップを持ったのだから、とそこいらの草も抜いておこうか、と庭いじり・・・。それがいけなかった〜。猫ちんは柔らかい清潔な砂が大好き。私はまるで猫のためにうんこを掃除し、草を抜いて柔らかいうんこ床を作ってやってしまったのである。実家で猫を4匹も飼っているのにも関わらず!ほんの数時間後だ。うちのお庭はうんこだらけ。またスコップですくって例の場所へ持っていき埋める。ああ、いつの間にかそこはうんこの墓場こんもり。もう埋めるのも限界なので、ビニールにとってゴミと一緒に捨てることにした。自分の猫のじゃないうんこを家に持ち込むなんて、なんて!不条理な!
猫がうんこしないように、嫌いな物を庭に撒くとしたら何か?調べると柑橘系の匂い、お酢、などとある。今から庭いっぱいにミカンの皮を撒くために食うとしたら、いったい何キロ食えばいいのか?それも早急にだ。お酢は安くて良いけど地面が土だから吸い込んじゃう。コップや何かに入れて置いておくのは雨風で汚らしくなるのでイヤだ。それに、点在するお酢のコップなんて、猫はすぐ学習してその隙間にするだろうね。なんてったってお酢じゃあのツーンに付き合う人間だってつらい。猫をしつける時、私は珈琲の出涸らしを使っている。珈琲は匂いを消しやすいでしょう?それに実家の猫達は珈琲をかぐといやな顔して前足で埋めようとするからさ。よく珈琲カップをひっくり返す。でも、長期戦にはどうなのか・・・。とにかく豪華にも出涸らしではなく、安い挽き珈琲を買ってきて庭へわんさと撒いてやった。その後冷蔵庫にももう飲まない古いのがあった事を思いだして、それもわざわざ豆から挽いて撒いた。挽きたての香りが庭いっぱいに広がって。いいかおり・・・、う、ちょっと濃い、気持ち悪い。でも土と色も混じっていい感じ。うーん、でもこれだけ芳しい匂いを放っているのもそうそう長くはないだろうし、奴らの学習能力から言って妖しい匂いと警戒するのも、やっぱ時間の問題かなあ・・・と不安になる。翌日は珈琲作戦でうんこが1個に減った!おっこれはいけるか?と思いきやその翌日は綺麗に埋められたうんこを4個発見。とっほっほ。とうとうペットショップに行って粉末の猫よけを買ってきましたよ。さ、どうかな〜?と、とにかく私は気になって気になって四六時中庭を見ているのに、あんなにいっぱいいる猫とどうしても会えない。うんこする前は毎日会ってたのになあ。それでいて、ちょっと目を離すとうんこがある。いったい犯人は誰だ!
昨日の晩猫よけを撒いて、夜の10時頃また庭を覗いていると、子猫が一匹やっと姿を現した。こいつは何ヶ月か前にノラで産まれて、今腕白盛りの双子の男の子のかたっぽだ。まったくまーこんなちっさいくせにでっかいうんこして。奴が粉末に近づく。わくわく〜粉末を嗅いだら「キャッ」いやんって顔をしてくれ!と見ていると、彼はかなり落ち着いた風情でくんくん。私の顔を見て「なんか、変な匂い」と言った。「チ」と鳴いてベロを出したのである。「ここでうんこすな」と言うと残念そうに角を曲がって消えた。しつこく追いかけ角を曲がると、すぐ足下でいきんでた。そうやって、ここもダメここもダメってやってくと私はどれだけの猫よけ粉末やら珈琲が必要なんだ。何トンのうんこを片づけ、家に持ちこまねばならんのか。今日はしとどに雨が降って、珈琲の水たまりの中で猫よけ粉末が沈んでいます。雨に濡れても1ヶ月は効果が持続。しかしその辺ほんとはどうなんだ化学の力(天然成分100%だが)。はーしかし、絶対に負けれられない、そして一刻も早く仲直りしたい。

6月14日
 ナンシー関さんが亡くなった。有名人が死ぬのにあまりショックとか思わない私も大ショックだった。もうあのコラムが更新されないことを思うと、ものすごく残念です。あの独自の着眼点とその噛み砕きよう。そしてそのコラムに絶妙な表情で付け加えられる版画。ナンシー関が登場したのって、私が学生終わったか、終わりそうかそのころだったと思いますが、鮮烈でした。「皮肉」と言われたその切り口、芯を突く表現はナンシー関でなければ出来ないし、許されないし、読者を気持ちよくできない。あれは、彼女がいなくなってしまえばもうなくなってしまうものだと、本当に思う。あの内面外見に切り込む美醜感覚は彼女の100kg近い体と大きく関わっていると思うし、本当にテレビが好きでお茶を飲み飲みテレビを見続ける生活の中、まったく一視聴者としての立場を貫いている彼女だったからこそ語れたのだと。いわゆる「おたく」の「おたく」たる所以を肯定する存在だったと思う。あんなにテレビ好きで見ていて、有名人とも会う機会があるわけだし、凡人だったら仲良くなっちゃいたいもんだよ。しかし彼女は誰にもおもねることなく、おたくとして芸能界を堪能した。そしてナンシーワールドはいつも動き続けていた。自分に触れてきたことは3日後にはネタになった。同じターゲットを時間をおいて何度か書き直したりもしている。テレビと共に生きた人。彼女を知ってテレビの見方がとても面白くなったと思う。きっとものすごく自分を客観視する力がいる。覚悟がいる。高いアンテナとテンションを低いテンションに変換して笑うセンス。彼女のコラムと共にターゲットを笑い、笑いながらも読者は、ターゲットに対して何か愛着を持ってしまう。それらは絶対に誰も真似できない。
その彼女の訃報を告げるワイドショーが、「大柄な方は心臓が・・・」とか「ふくよかなだけに・・・」とか「まったくお歩きにならない生活を・・・」とかって表現を選ぶ度に、ナンシー関ならその腫れ物を触るように扱われている自分自身をまっさきにターゲットにしてばっさり切ったろうな、と思わずにはいられなかった。そう、たぶんナンシー関なら、慇懃な物言いをしているそのコメンテーターの可笑しさではなくて、それを言われてしまっている死人のかっこわるさを引っぱり出してくるだろう。それが自分であれば尚のこと嬉々としたかも知れない、そう思って彼女が自分の顔を掘っている姿が頭をよぎったら「ふふ」っと笑ってしまった。そして、そう思う一方で、深夜一人で乗り込んだタクシー。具合が悪くなったと思ったらとんとんと死んじゃって、嘲る暇もなく、少し寂しかったりしたんじゃないかな、なんてしんみりしてしまった。

6月13日
 最近、ここにはあまり書いていないのですが、うちには唯一スタッフがいるんです。 その唯一の子分ハンちゃんは、ベトナムにいます。ハンちゃんは買い付け日記に出てくるからご存じの方も多いかと・・・読んでないか。 ハンちゃんは毎日堅物のテーラーと直接対峙してくれているので、私に言わない苦労も多い。 ハンちゃんも私が毎日どんな苦境で(そうか?)仕事しているか知らないわけです。 もちろん、会ったときにはいろんな事を話しますが、リアルタイムの苦労をお互いに知らない。知らないで残念なことは、 苦労ばかりではなくて、毎日私が受け取るお客様からの励ましや楽しいメールのやりとり。 そして何よりオリジナルをとっても気に入って貰える事は、よっしゃ!作って良かった!と思える瞬間です。 それがなければ仕事って続くものじゃない。むしろ、そのためだけに働いていると言っても過言ではないもんね。 それを裏方のハンちゃんにはなかなか感じられないって事が、ハンちゃんにとっても私にとっても良くないことです。 私は彼女に、出来上がったオーダーをチェックするときも、製作を依頼するときも「着る人の身みになってね」と口を酸っぱくして言います。 しかしこれって、愛情がベースになければ出来ないことなのですよね。 やりがいを人との関わりから見いだして、自分の仕事を好きになって貰いたいのです。 さてしかし、この遠隔地でハンちゃんの中に愛情を培っていくのは・・・。 そして、ついでにハンちゃんがついぽろっとテーラーとのやり取りを私に愚痴るようなリラックスした場を作るには・・・どうしたら良いかなあ、 と私は考えていたのです。 大喧嘩もしますし、ひっくり返って笑いますから我々は相当リラックスしてる関係ではあるのですが、 ここはやはりベトナム人気質というかなかなか自分の失敗なんかについちゃ口が堅いのですよ。 問題が勃発してから言い訳するんですが、出来れば問題になりそうな時点でわたくしに話して置いて貰いたいなと。 そこで私はメルマガを発行することにしました。ハンちゃんだけが読者のメルマガ。毎週ままかで起こった出来事や、 日本人の話や、仕事の話などを綴っていくのです。その名も「MAMAKA−Boss Weekly Magazene for Hanh chan」そのままやないけ。 そして、それには「どう思う?」っていつも書いてあって、ハンちゃんは感想を書かなければなりません。 でなければ「どうだった?」「どうだった?」とボスが、にこやかに何度も聞いてくるからです。 だから何も感想がなければないで、最近あった出来事や思ったことなんかを何かしら書かねばなりません。 女同士の強制交換日記といったところでしょうか。 「あつこさん、暑くて考えるのが大変だから毎週はやめてください」と一度彼女は弱音を吐きましたが、 「気楽に、気楽に」と言ってしつこい文章を送り続けています。その文章のしつこさと言ったら 「私がどれだけ大変か解っているのか」とか「あたしがこんなにあなたを思っているのに」という内容が文の端々にちりばめられ、 書き物好きのストーカーみたいでもあり。かれこれ、今日でVol.3が刊行されました。 (だったらこっちのメルマガをもっと書いてよって言わないでください) 第一回は創刊にあたっての趣旨説明、朗々としつこかった。第二回は写真撮影の日について、実に苦労話だった。 第三回目の今日は、ワールドカップについて書きました。 相変わらずワールドカップについては、ワールドカップそのものは語れず(^^;)ワールドカップを迎えての日本の状況や、 日韓問題の行方、カメルーンと小さな村についてなど。なにしろハンちゃんはサッカーが大好きなんです。それをボスは無視できないわ。 それはハンちゃんの知りたいワールドカップとかけ離れた物だったに違いありません。 あ、カメルーンについてはベトナムでも話していた続きだったので、きっと気に入ったと思いますけどね。 ボスウイークリーはいわば裏舞台マガジンですから、歯に衣をまったく着せず話します。 ここでも相当歯に衣は着せてないですが、それはもう歯のエナメル質すら剥がしたようなトークです。 まず表現自体に第三者が存在しないフリーダムがあります。 テーラーへの怒りを表現するその文章も激しく、誰かの悪口も天高く!といった感じです。 へたくそな英語が、これまたかなりダイレクトでやけにフィットしてて自分で読んで笑えます。 いつか、直訳してご披露したいが・・・しかし、これで愛情が育つのか?
うーん、しばらく続けてみたいと思っておりやす。

6月10日
 坂田師匠のプチストレス・・・すごく好きです。ミウのCM。あれだけ数の役柄を、かわいく演じられる御仁はそうそういない。

いやあ、昨日は世の中大騒ぎでしたなあ。近所の定食屋や松屋なんていうヤング男子が集まっていそうな場所はもぬけの殻でござんした。いつもは11:30までやっているスーパーも、早くからいかにも閉めたそ〜にまばらな人影。タイ料理屋のママから、「ワールドカップはどうなの?始まったら儲かる?」って聞かれたんだけど「うーん、むしろ儲からないでしょう。誰もいなくなっちゃうよ。いちおうテレビは付けておいた方が良いよ〜」って言ったんですけど、今時テレビを見に料理屋へ行く人も居ないか。相変わらず私はさほど興味ないので(買い物に行ってる間にゴールが決まっちゃったくらいだから)テレビは付けているものの、周りが盛り上がるほどに冷めていく自分をどうしようもなく感じておりました。「ニッポン!ニッポン!」って、むか〜しバレーボールの時にもチャチャチャってしてましたけど、ど〜も、あれが、ニガテ〜!!!あ〜また私撃たれるかも〜でもいやなのおー!
 もちろんサッカーそのものとは何の関係も無いことでございます。
 サッカーの選手ってなんでみんなそれなりにかわいい顔立ちしてるんでしょうかね。
 それもサッカーそのものとは関係のない・・・サッカーで何か書こうとした私が間違っていた。
え〜ということで、今二枚爪で困っています。ほんと困ってる。補強剤付けて暮らしていますが、爪の半分くらいまでもう2つに分かれて半分とれちゃった下の爪なんです。カルシウム不足かなあ・・・って、外部を隔てて暮らしていると自分の健康にしか興味が無くなるのか・・・?!こわい。
6月5日
 ただいまもどりました・・・・そして、私が帰ったら荷物が来てました。待ったわ待ったわ!!どれだけ待たせたら気が済むんだサイドオーダーパンツったら!なんと、うちの為に作らせた物はカナダに行ってしまったんだそうで。なんでやねーん!!卸元も慌てて一番高い送付方法でほんのちびっと送ってきやがって、ちびっとなのに税金取られ!カーッ

 そうそう、待ったわ待ったわといえば、昨日は待ったわ〜史上最高待ったわー
 健康診断をしに出かけたその病院は駅からけっこう遠い。その病院をせっせと目指していけば、移転になってる・・・(しかも駅寄りに)。これこそに不幸の予兆か。朝の10:00に書類を出して、診療室に入れたのは、ななんと午後4時・・・。以前は保健所に先生一団がやってきて、みんなぞろぞろならんでの診察だったから、とっとと終わったんだよね。ところが去年からシステムが変わって、近くの病院へ都合の良い日に出向くようになったの。市内にたくさん協力する病院があって、いわゆる町の小さなお医者さんへ自分で行ってやってもらうのよ。だから気になるところを念入りに聞いたりも出来るから、いい事なのかもしれないけど、けどさ・・・。普段診療されている方に混じっての検診なので、何があるかはその日次第ってこと。大きな声じゃ言えませんがね、女性のための健康診断ですからあれこれもあるわけですよ。超有名病院とは言えないこの病院(失礼)にはありえない2時間という待ち時間に異常を感じた私は、あとどのくらい待つかおそるおそる聞いてみた。すると「あ、お昼にでも行ってきてください。たぶん1時過ぎますので」と、つべたく言われた。なんだー!そんなの最初から解ってたろう!10:00の時点で言ってくれ〜!ああ、怒るな、今日一日で終わることよ、と、とぼとぼ生家まで歩いて帰って1時間休憩。1時間後戻ると・・・まだ午前中に診察券を出した人の前半しか終わってない。でも、私だってそうそう遅く来た訳じゃないから、そのうちに・・・と思って気を持ち直し・・・たのに、無情にも名前を呼んで貰えたのは3:50でした。診察は10分。待っている間っていろいろ考えるじゃないですか。「こんなに待ちが長いのは、誰かの分娩待ちだったりしてね」、なんて。「そしたらあたしの順番は明日の朝くらいかな、フッ」とか。そしたら、ほんとに出産だったんですよ!朝一番の人が。それで全員待ちになったんだって。それから、「こういう時に限って急患とかあって、あたしの順番から進まないとかね・・・」って思ってたら、隣の席の人が、ふうい〜っと意識を失いかけて!・・・どうも子宮内膜症の痛み真っ最中だったらしくて、でも混んでるから遠慮して我慢しちゃったんですね〜うう、かわいそうに。点滴しに運ばれて行きましたよ。でも順番は早くして貰えなかったみたい。シビア。その後、真っ青な顔で血が止まらないって人もきた。その人も「3時間ほどお待ち下さい」って言われてた。そりゃあひどいよー。
いやあ〜、あと1人で私!やっとこのときが来た!って時はもう鼻息荒くなっててフライング気味だったわ。「ところがまたここで出産が始まる・・・なんつって」って思ってたら、臨月とお見受けするお腹の大きな女の子が入院階から降りてきて、私の向かいにちょこんと座って・・・、そして「う〜ん・・・」って言った!眉間には苦痛のしわが!ああ、みんな!ありったけのタオル持ってきて!めいっぱいお湯を沸かして!なんて言ってる余裕が私にももうあんまり残ってない〜ひ〜。私より大変な人はいっぱいいるさ、順番代わってあげたい、わかってる、わかってるけど、願わくば赤ん坊よあと5分まってくれ〜と声に出しそうになったわよ。その時、看護婦さんが診察室の扉を開けて「先生、そろそろもうかわいそうなんで、よろしく」って言った。したら先生がバーンと出てきて、分娩室へ・・・あれ、分娩室には私の前に座っている女の子より先に、もう入ってる人がいるんだ。つうことは2人待ち?オーマイガット、チョーイオイ。と、思ったら「まだまだ」って言いながら先生すぐ戻ってきた。心の中で旗を振って歓迎。看護婦さんは、私の前に座っている女性に「みきちゃん、待ってね」と笑顔で言った。うわー、この子出産の順番待ちか〜。
 とにもかくにもあれもこれもやり、異常なし。たまごクラブの読み過ぎでただいま想像妊娠中です。
 さて、それから母さちこの新しい携帯を買いに出かけ、ついでになぜか自分のまで買い・・・。そこでも突如の混雑で、長々〜と書類待ち、番号確認待ち。足が痛くなってひーこら言って帰ってきてからは、憎いほどアナログな弟のPCをスキャンかけて深夜3:00まで待ち。
高校の担任が人生でもっとも無駄な時間は待つ時間って言ってたよ。
無駄って言われると切ない。

6月4日
 今日は、30歳以上の女性のための健康診断で生家へ帰りますす。んだもんだからお返事・発送は明日以降です。すみません。行って来ま〜す。

 で、昨日プレゼントコーナーを作りました!気軽に応募してみて下さいね〜!日曜日はこの応募フォームを作っていたんですが、なんか答えだけってのも味気ないな〜と思い、「好きな食べ物」なんて項目も作ってみました。ぷぷっなんでクイズの答えに好きな食べ物?!と一人喜んでしまい、さらに拍車がかかりあれも聞いてみたい、これも聞いてみたいとよけいな質問が追加されました。でもほら、よくあるじゃないですか〜何かに応募するときにマーケティングとか兼ねているから、全然関係ない年齢とか、年収とか聞いてくるやつ。あれってむかつきますよね。あ〜わなりたくないので、ままかのお客様のセンスが光る一発質問をいくつか(いえ、言い訳ですから気合い入れないでください)を一緒にのっけてみました。・・・ただの興味本位な・・・でも、聞いてみたなあ、みんなのお薦めの本とか、好きな映画とか〜!!そう言う話って楽しいもん。そう言うレベルの気楽さで・・・ってだから怒られちゃうのか!ああ・・・すみません。飛ばしちゃってもフォームは送れます。むかついたらそのまま送ってください。
でも、楽しんで答えていただけるようであれば・・・よろしくお願いします(^0^)
マーケティングのつもりじゃないけど、なんか共通点とか出てきたら面白いですよね〜
プレゼント終了したら、そんな話もしてみたいと思います。
6月1日
 私とダーの住んでいるこの町はとても小さい。隣がディズニーランドのある浦安という駅で、反対側の行徳と言う駅は窓口のある銀行も駅前に揃っているやや大きい駅だ。うちから徒歩1分の南行徳駅は挟まれて特急も快速も止まらない。だから家賃も安い。でも、浦安駅から徒歩10分のところに住むよりは駅から近い方が結局早く快速に乗れたりするので、ここに住むことに決めた。何しろ、うちの隣は薬の量販店(薬局とは言えない)、向かいは野菜も置いてて12時半までやっている100円ショップ、その隣は24時間のコンビニ、そのまた隣はまた100円ショップでこっちは文具が豊富。郵便局まで3分、病院はその郵便局の向かい、一番近いスーパーまで3分で11時半までやってる。本屋さんも12時まで。居酒屋は朝まで営業。まあ、当たり前なのかもしれんが、そろって徒歩5分圏内って言うのはたまらなく便利なわけ。その便利さに加えて、2年ここに住んでみて「小さい町」の良さを実感してる。私もダーも忙しいので、ちょくちょく外食する。小さい町だから通っているうちにだんだん顔見知りになってしまう。
 昨晩はちょっと面白い夜だった。ボランティアをしている英語の先生に頼まれて、タイ料理屋さんに「在日タイ人の交流会」のお知らせパンフレットを届けに行ったのね。ついでにご飯でも食べようかななんて思いつつ。行ってみるとまだ9時だって言うのにママはもう後片づけしていて、ご飯食べるなら「おしん」で食べようよ、とビニール袋にカレーなどを入れ始めた。「おしん」って言う妖しい名前の店はこのママが経営しているタイ人ホステスのカラオケスナック。一人タイ人の男の子が待っていて、「おしんに行くの?」って聞くと「チャイクラップ(はい)」と、やはり捕まっておしんに拉致されるところらしい。自転車をひっぱっておしんに行くと、お客さんは一人だけ。連中はお客さんそっちのけでそうめんをゆで、さっき持ってきたカレーをかける。みんなで一緒に晩御飯だ。男の子はボアくんと言って若干26歳にしてドイツとチェンマイにバーを持つ実業家だ。賢くてまじめで、なによりダサくないタイ人。彼は日本にいる間、うちの裏をちょっと行ったところの喫茶店の上に住んでいるという。何でも喫茶店のご主人に気に入られて、行ったり来たりしている滞在中はタダで置いて貰っているらしい。私も気に入られたいよご主人に。その喫茶店は小洒落てて結構大きめなのに、中でお茶飲んでる人は競馬新聞とサンダル。または郵便局員と奥さん、なんていうこのエリアならではの風景でかなり注目度が高いのだ。我が家では「素敵な喫茶店」と呼んでいる。そのお向かいがお好み焼き屋でそこのおばちゃん達が彼の胃袋を助け、これまたその近くの焼き肉屋でバイトして日本語も復習。何しろ小さい町だから、どこもかしこもよくわかる。「うち薬局の隣」と言うと、「ああ、ああ」と全員がその瞬間に私の家を知ることが出来る。悪いホステス達に無理矢理1曲歌わされ、こっちが日本語の指導をしてるのに帰るとなるとお代で3000円とられた。やれやれ。
 ホステス達にやかましくにぎにぎしく見送られ、ぶらぶら〜っと夜道を帰りつつ途中ビデオ屋でビデオを2本借りた。さあ、一人の夜を満喫しようかな、とシャワーを浴びるべく素っ裸になるとダーから電話で、突然帰ってくると言う。無一文なのでタクシー代を用意しておいてくれーと言われ、玄関に財布を置いてそのままお風呂に入った。財布はなくなってたけど電話はあって、お友達と居酒屋にいる、というのでちょっとご挨拶に出かけた。 
  某チェーン店のその居酒屋にもちょこちょこ行く。のれんをくぐると顔パスでまっすぐダーのいる席に連れていってくれる。席に着くと、「あの子誰だっけ」とダーが言う。向かいの席にどこかで見たことのある金髪の女の子。ああ、あれは焼き肉屋さんの子でしょう、と言っていると、そのうちその子が寄ってきて「今日、お店が終わりだったので、マスターにいっぱい貰っちゃって、食べて下さい。肉もあるので、帰りに声掛けて下さい」とナムルのわらびを山盛りくれた。彼女は初めて会ったときすごいガングロだったんだけど今はそれも卒業。短大にも合格したとマスターが言ってたっけ。ここの焼き肉屋さんは本当に美味しくて、血の滴る肉大好きな獣であるダーと私の楽しみだった!本当にうまかった〜のだけど、ここのところの騒ぎで目覚めたのか、諦めたのか「海鮮も焼きたい」と房総に移転することになったのだ。今日が最後の日だったっけ。律儀にも私たちが席を立ったら、彼女は居酒屋の冷凍庫に預けてあったハラミとマスター特製のたれを分けて持たせてくれた。
 ハラミとわらびとたれを持ってタクシー乗り場でお友達をお見送り。
 さて、と家路に向かっていると、その焼き肉屋さんの裏扉にさしかかった。覗いてみると、マスターが一生懸命冷蔵庫の中を片づけている背中が見える。「マスター、お疲れさまでした!あっちでもがんばってくださいね!」と言うとマスターが振り返って「ああ、ありがとうございます!」と笑った。「さっき、バイトの彼女に会ってお肉を分けて貰っちゃいました」と袋を見せた。「それは良かったです。新しいところにもきっと来て下さいね」「ほんとうにお疲れさまでした」「ありがとうございました!」お別れとお肉のお礼を言うことが出来て良かった。ちょっと寂しい気持ちになったけど、きっと房総まで海水浴がてらあの美味しい肉を食べに行く日は近いだろう。私たちがここへ越してきて、引越祝いと称して一番最初に入ったお店がこの焼き肉屋さんだった。最初から美味しいお店を見つけられて良かったね〜と話したっけ。マスターは20年ここのガード下で焼き肉屋をし、私たちは越してきて2年。マスターにとってはきっと新しいお客さんだったろうな。私たちにとってはこの町で一番なじみの店だけど。
それにしても・・・「地元密着型の生活〜!」と、ダーと笑いながら帰った。
 新しく開店する店があり、新しく知るお店があり、そして去るお店があったり、潰れるお店があったり。所詮お店とお客の関係と言えばそれまでだけど、小さな町の小さな循環の中で作られる時間はよそよりもたぶん濃密だ。それが胃袋や必需品をを満たすだけではない在り方を教えてくれたりする。宅配便のお兄さんを通してうち以外のお店のことを知ったり、生協のお兄さんの話を他の班の人としたり、近所のお母さん達から最近の校則を教わったり、アジアについての公開授業の企画に乗ってみたり。何かに関わることで枝葉のように繋がり誰かの顔が見えてくるのは、「生活」という本来くだらんつまらんものをちょっと面白く変化させる。
 それと同時に昔から歌やドラマにある「人目を避けて街を出ていく」ことのセンチメンタルも知ったような気がする。東京に住んでいるとその大きさのあまり寂しい一方で、異質は守られる。密度の濃い小さい町に住んでしまうと、何かに躓いたときには愛着と一緒に町も捨てていかなければ生きられなくなることもあるんだろうな、と。噂が私を追いかける〜ってやつですよね。それに繋がりが増えるだけ、寂しいことや悲しいことも増えるだろう。だから、うざいって言う人も多そう。でも、バーチャルが暮らしを支えている私には、何気なく毎日行く先々で誰かと挨拶できること、はとても大切に思えるのです。


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