◆過去小事2000.11

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12月31日
 いやー、ネットサーフィンしててもどこもお休みでつまんないですなあ。うちも仮死状態でしたが、休んではいなかったのですよ!表に出てこなきゃ同じですね。すんまそん。

さて、今年はこのサイトをアップし、右も左もわからぬまま船出をした年でした。とても不安でしたが、走り出したら楽しいことばかりです。「楽しいことばっかりじゃないよ」と、大人は言うのでしょうか、楽しいことばっかりでした!初めてお買い上げ下さったお客様の事、少しずつアクセスが増えていくと同時に出会いがたくさんあった事、そして友達がたくさん出来た事。意地悪されたことも、プレッシャーも、軋轢もあったのでしょうが、思い出せばどれも笑えます。難しいことも、苦しいことも、最後は知ることの喜びのほうが勝ってしまいます。(これで食えてればな)お客様、友達、家族、いろいろな人に支えられ、応援してもらってのびのびとやってこられました。本当に幸せでした。みんなどうもありがとう!!
でも、来年には課題が山積みです。そろそろ立ち上げ1年になろうとしていますが、まだまだ何かと不十分なサイトです。システムや事務処理方法も考えなければいけないことがたくさんです。より見やすく、胸躍るサイトを目指して日々精進ですな!
そうそう事務処理と言えば、支払方法を変えていこうと思います。今までみなさんに先行振り込みしていただいてきました。私をご信用して頂き、先にお金を入れてくださったお客様には再度感謝です!ありがとうございました。嬉しかったです。立ち上げ当初、私はうちの傾向が学生さん向きだと踏んでいたのです。学生さんは郵便局の営業時間には振り込みが難しい事、そこでコンビニの導入を考えました。それからバイトのお給料がまだで、お金がない時に欲しい物があった時、後振り込みではすぐに支払わなければならない、でもとりあえず唾だけはつけておきたいって人もいるだろう、と考えて、じゃあ2週間お取り置きの気持ちをシステムにして、先行振り込みをやってみようか、と思いました。お金が出来て準備OK!送って下さーい、と言ってくれればはーいと送りますよー、という感じで。お客様を疑っていたわけではないんですよ。そして実際にこうしてやってきてみると、なんのことはない、ほとんどの方が速やかにお振り込みが出来る状況のようでした。それであれば、先に商品を送らせて頂こうかとかと思います。それに加えて、唾付け作戦も使っていけるようにしていきたいと思います。もう少し軌道に乗ったらコンビニも入れたいですね。
そんな風にどんどん変身しながら、ますますみなさんに近づいていけたら!と祈ります。どうぞこれからもよろしく!
良いお年をお迎え下さい!ラブ!
12月28日
 まずは、サンタの謎。私はえせエコロジストなので生協の班別配送に加入しているんです。私の大好きな神戸屋のケーキがとっても安く販売されることが決まったので、早速申し込んだのですが、その時クリスマスケーキを発注するともれなくサンタがお届けしてくれるというサービスを知りました。普段は班別配送だからお隣のマンションに取りに行くんだけど、この日は別だそうです。嬉しいやら、恥ずかしいやら、だってうちには子供が居ないし、お届けが土曜日だとしても一人で居ることの方が多い。で、いつもの配達のお兄さんに、サンタに伝えて欲しいのだけどうちは一人だからテンション低くて良いです。わざわざ衣装も申し訳ないなあと言ったら、伝えますけど、サンタは着替えるのも面倒なので、そのまま行くと思いますので迎えてやって下さい、と言いました。多分、サンタにはもう聞こえているのだと確信しました。当日、サンタは低いテンションでやってきて、偶然休みになったダーに写真を撮られ、これ、ひげとか自前っすよ、まいるっすよ、と緑に塗った松ぼっくりとケーキをくれました。今日私は配送日を勘違いしていて、遅刻してしまい、すごくサンタに似ているお兄さんに不機嫌きわまりない顔をされました。

話題2連発
一昨日病院へ行った。少しだけ下痢をして、胃が痛くて、熱が出た。何しろ背中が痛くてたまらないので、なんとかしてよと「小児科・内科」の看板へ向かった。このお向かいにも病院があって、そこは「泌尿器科・内科」なのだが、暗くて、おしっこがいっぱい並んでいて怖いので、一度でよし、と思って避けた。「小児科・内科」の待合室はがらんとしていて拍子抜けした。だってこの季節の小児科って、幼稚園と見まがうほどにぎやかでしょう。それで、ぬいぐるみとか、絵本が置いてあったりしてね。ここはイスしかなかった。保険証を出して初診です、と言うと、「はーい、あーなんじゃこりゃあ」、と看護婦さん・・・受付嬢・・・を兼ねているおそらくドクター婦人が叫んだ。もうろうとしながら、えーなにー?とのぞき込むと、郵便番号簿を見ていて、「熊本にはないよ、熊本!なんだかなー」と言っている。つまり独り言だったわけだ。何かを感じ取る暇もなく、はーい、松本さーんと先生が呼んだ。中にはいるとおじいちゃん。座る前から「風邪?」いや、風邪だとは思うけど風邪なんですか?と聞きに来たのだよ。「どこ悪いの」「腹具合が少し悪かったんですが、それはもう止まりまして、熱も今は下がっています。ただ、すごく背中が痛くて」というと「鼻ね」と言う。あー腹と鼻を聞き間違えちゃったんだなーと思って、「いえ、鼻は悪くないです。お腹が・・・」と言うせりふにかぶって「じゃ、どこが悪いのよ!」と彼は軽くじれた。確かに悪いところが少なくて、でもつらい、へんな風邪なんだけどさ。「背中が痛いです」と言うと「ぬー」っと良いながら聴診器を取り出し「息を大きく吸って、大きく呼吸して、大きく呼吸して」とまだ’大きな呼吸’始めたはなからすぐ指示が入るので、ひ、ひ、ひとまた吸っちゃったりして、なかなか吐き出せずに困った。今度は背中を揉んで、「痛い?痛い?ここ?」と言うから「気持ちいいくらいですけど、まあ、全体が」と言うせりふにまたかぶっちゃって「腎臓結石!」え?腎臓結石?するとドクターは突然電卓をはじきだした。それも結構長い時間。一緒にのぞき込むと10万なんぼの数字が並んでいる。それ金額じゃありませんように。「うー腎臓結石だ、こりゃ横になんなさい」今度は横になって背中をもみもみしばらくして「えーどっちが痛いっけ?」はーもう全部だよ全部と答える前に、「しょんべん、しょんべんとって、おーいしょんべん」すると奥から「なによー」「しょんべん」「えー?」「しょんべんだよ」やっと顔を出し「何ですか?」「しょ・ん・べ・ん、しょんべんだよ、しょんべんをとれよ」「はい」「じゃこれもってトイレ行って、トイレのスイッチは、一番ひだり!」と元気に送り出された。私は腎臓結石では無いと確信しているし、こんなに連続して「しょんべん」と言う言葉を聞いたのも初めてですっかり嬉しい気分になり、事の顛末を楽しみ始めていたのだが、お金が絡むと面倒だなーなんて思いつつ「しょんべん」持って戻ってみると、「先生、これまずいかもしれませんね」と突然奥さんは白衣を着始めて何をするかと思いきや試験紙をコップに入れただけだった。「先生どうでしょう」「うーん、腎臓結石とは言いきれん!」・・・・それでもまだ疑わしいので、気を付けるようにと言われ、薬を貰うときも「とにかく溶けちゃえばいいのよ。珈琲、紅茶で良いわ、よく飲んでね」と奥さんに言われ、そして今世紀を飾るにふさわしい最後の素敵な言葉は 
               「これ、風邪薬ね、もし結石でも薬は同じだから」
お近くにお住まいの方は是非一度お立ち寄り下さい。
次に風邪を引いたらどこに行ったらいいのか、南行徳の方情報下さい。
12月26日
 風邪ひいちゃいました。背中が痛い!なんとか発送はしています。
 明日には復活する見込みです。
 それまで客間の衝撃映像をご覧下さい。
12月22日
 新潟のオフ買いに行くために、キップを買った。このキップ、上越方面の早朝新幹線に行きだけ乗れば、往復乗車券が約半額になるというもの。そりゃもう急いで買いに行かなきゃですわ。そう書いた今地震です!実況中継!・・・
さて、そのキップや先方でのレンタカーの手配などをし、(それにしても車なんて全然わからない私がやるなんて)あちこちの支払いなどを済ますとかなり疲れてしまい、腹ぺこで、駅ビルにあるパンの美味しい珈琲屋さんに入った。
そこで一服していると、狭い空間しか空いていない隣のテーブルに二人連れの男の子が座った。ニッカポッカに滝沢君ヘアーで、すぐ職人さんだとわかった。年の頃は17歳くらいかな。一人は珈琲をテーブルに置くとすぐどこかへ行ってしまった。一人残された方は、珈琲とブルーベリーのケーキをテーブルに載せ、少しの間何にも手を付けなかったのだが、そのうちフォークを手にとった。そして「いただきます」と言った。「!」なんて、かあいらしー、と、おばさんは思った。これがタイなら間違いなく話しかけちゃう。日本なので聞こえない振りをしてあげた。無意識で言っちゃったかも知れないもんね。前の職場にはこの年頃の職人さんがけっこういた。だからいろんな事とオーバーラップしてしまい、つい構いたくなってしまう・・・。そろそろ帰ろうかな、と思った頃やっと相方が帰ってきた。見ると作業着を着替えてピーコートにデニムパンツとスタンダートな若者に変身している!「大丈夫かな」としきりに頭に手をやっているのだが、それもそのはず茶色の髪はヘルメットの形にプレスされたままだ。待っていた彼は「大丈夫じゃん」と言うと「このケーキうまいぜ、俺こんなうまいの初めて食った」と一口残しておいたケーキを彼の前に置いた。まああああ、おばさん、心温まる。
ふと、今17歳で犯罪起こす子も、こういう風に大事に育って、優しい子供達なのだろうな、と思った。友達にケーキを取って置いてあげる行為、というのもその言葉遣いの優しさも、誰にでも「良い」事ではあるけどある種の「距離」を感じさせることでもある。お父さんがみんなの見ているTVの前でパンツをめくっておならをぶーっとやる、とか、ぼろくその夫婦げんかをしたかと思えば高笑い、とかそういう体当たり的な何かが無い世界を想像させる。そういう体あたりの表現世界をもたないとすると、その代わりにきちんと言葉で自分を表現するというインテリな方法しか残されていないように思う。でもそれってすごく訓練のいることで17歳ではなかなか難しい。優しく、丁寧に育てられた感じ、はとっても良い感じ、と私は思う。でももしかしたらまったく同じ理由で壊れたりするのかも、なんて思ったりして。優しいから(弱いからとはあえて言わない)壊れるなんて、悲しい。ま、この出来事自体はとってもかわいくってくすぐられる出来事だったから、なんくせ付けたくないけども。

パン屋さんは生家の近辺なので、久しぶりに戻ってみた。体当たり家族松本家は今風呂釜が壊れていて銭湯通いだ。偶然にも21日は冬至だったので、お風呂屋さんは柚子湯。そこでのんびりお湯につかって、洗い場にあがると若いお母さんと子供、それにおばあちゃんという家族が隣に座っていた。突然その子供(推定4歳)が私に「お姉ちゃん、かわいいね」と言った。聞きましたか皆さん、確かに私に言ったのです。「あらやだ、そんなことないです」って言うところを「どうもありがとう」と答えてしまい、周りの大人達の顔を見てしまう私。かわいいね、も良いけど、お姉ちゃん、ってのも良い。おばさん、体暖めてさらに心も温まる。
12月20日
 さっきご飯を食べて帰ってきたところ。大手ファミレス(中華)で青菜の炒め物を食べたところ、中に値段札のシールが入っていた。別に怒るほどのものじゃないが、一応言って置いた。もうお腹がいっぱいだったので、その分おまけして貰ったのだが、結局消費税分くらいのものだった。税金払わないで食べたのと同じくらい・・・と言うことは、やっぱ消費税って高いね。
さて、こういう時自分が店長だったら、どういう風に対処するか?なんて言いながら、この値札シールを二人で見つめていたのだが、もし、お客さんが大声で「店長を出せ」って叫んだら「ああ、お客様申し訳ありません、ごめんなさい」そして「おーい!○○君!だめじゃあないか!」と厨房を叱るパフォーマンスをしながら退散しよう、という事になった。お客さんが静かに言ってくれたんなら、大げさにするのもなんなので、おやつをつけてあげる。
昔、素敵なフレンチレストランでランチを食べたら、友達の方のパンとパンの間に死んだ蚊が居たことがあった。なにやら耳を赤くしてもじもじしているので、「どうしたの?」と聞いたら、恥ずかしそうにその蚊を見せ、またパンに隠した。なにもまたサンドしなくても、と笑いながら私はボウイさんを呼んで苦情を言った。笑ってなんでも無いことのように振る舞ってはいたけど、彼女の気持ちは良くわかった。不思議だよね、どういうわけか、こういう時って自分が悪いんじゃないのにすごく自分が恥ずかしくなる。騒いで欲しくない。まだ食べてないから汚いって訳でもなかったんだけど、一口でも食べてたらもう言えなかったかも。きっと気取っていればいるほど、恥ずかしくなるんではないかと思う。そう言えば、高校の修学旅行の時、清水寺で湯豆腐のお昼を食べて、その時炊き込みご飯が出たんだけど、なぜか私のご飯の中にだけかなりでかい蜂が炊き込まれていた。かなりのショックだった。一口食べちゃったし。蜂ご飯を食べちゃったことがショックなんじゃなくて(それはかなり平気)、食べちゃった事を知られるのがイヤだ・・・それもちょっと違うかな。騒がれても困るし、きゃーとか女子に言われて、私も食べない!とか騒ぎになるのもイヤだったし、騒がれて隣のクラスにまで知られたら面倒くさいとか、いろんな事をいっぺんに考えた。とにかくこんなにいっぱいお茶碗が並んでいる中で、私にだけ災難があったってことが、とても悔しいし、やっぱりすごく恥ずかしかった。みんな浮かれて楽しいムードで盛り上がっているので、とうとう言えなかったし、食べなかった記憶がある。もっとうまくその恥の心理を話したいのだが、疲れていて全然まとまらない。今私はとても良いことを言おうとしている・・・うーん、惜しい。
12月18日
 今、アオヤイのデザインを考えている。それにしても、モチーフ選びは難しい。あれがいいかな、これがいいかなと思ってもなかなか思い出せない。たとえば龍を描け、と言われてもなかなかその姿を正確には思い出せない。まず、幻想の生き物だから生き物図鑑を見ても載っていない。いろいろな資料を探すのがすんげえ面倒くさい。昨日は孔雀を描きたかったのだが、これまたなかなか思い出せない。それで、写真を探し出してデフォルメして、しかもゴージャスにして、かつ刺繍しやすい様にもう一回デフォルメするのだ。お花にしても、木蓮を木蓮らしく描くとか、藤を不自然なくアオヤイの上に載せるとかとても難儀だ。それにお花として華やかでも、絵にすると地味になる物も多い。ああ、隣にベトナム人がいればある種のパターンを教えてくれるのだろうけど、いないのでうーんと想像するしかない。もういやんなってきちゃった。一晩かけて出来たのは孔雀だけだ。やれやれ。これだけ苦労しても、「こんなんどうでっか〜」ってハンちゃんが送ってきたお花の方がうんと格好良かったりする。意外な場所に刺繍出来ることも発見したりして。
ところで、温泉ツアーのキップを買いに行かなければならないのだけれど、そんなこんなで忙しく、なかなか外へ出られない。あちこちへの支払いもたまっている、やばい。お金もなーい、時間もなーいのに私は眠ると起きられなーい。そしてなかなか眠れなーい。温泉仲間達、すいません、少々お待ち下さいませ。おなか空いた〜不憫だ〜
12月17日
ほえ〜寒いだす。朝だす〜。
ドラゴンの刺繍スカート、ご好評頂いてます。ありがとうございます。
いやはや、今回のこのシリーズは本当に素晴らしい。ぶっちゃけた話、ベトナムで作り込みを少しずつやってきて自分の想像、期待を越えてきたのは初めてです。やるなあ、ベトナムう!ほんと嬉しかった。値段の話はあまりしたくないのですが、今回のものはそれ以上の価値があると思います。原価を考えてもちょっと出せない金額なのです。ああ、またやってしまった。これだから卸がなかなか出来ないんですよね。でも、逆に考えればうちは卸元なんですから、安くたっていいじゃないですか。うちのHPにアクセスしてくれて、信頼して買って下さるお客様に直接私が売るんですから、良いです。安くって。でも、だからって忘れないように心がけているのは、うちは「安物屋」ではないって事です。安かろう、悪かろうばかりではつまんないですよね。アジアのものはぼろいのや傷物があるのも味。そんなところも私は愛してやまないのです。そういう安くて楽しいキッチュものもやっぱり扱っていきたい。でも、それはそれなんで、その「味」もお客さんに共有してもらえるコストでやっていくしかないわけです。一方で、アジア特有の技術やセンスのいるものを取り入れていこうとすると、アジアといえどもやっぱりそりゃお金はかかるものなのです。時々、アジアって付くだけで何でも安いはずだと思われている方に出会います。そういう方はうちのことも「駄物屋」だと思っているわけです。その気配にふれると、寒々と、寂しい気持ちにさせられます。だから、アジア屋業界は全体で、こつこつと評価は評価としてきちんと価格もアピールしなければならんのでしょうね。このスカートだけじゃなくて、たとえばインドのミラーワークのスカートとかもね、「高い」と思うか「安い」と思うかはそれぞれ判断の分かれるところだけど、その作業量とか、それに伴う原価、諸経費、なんといっても出来映え、を考えたら私にはやっぱり安く感じるんだよね。全然物が違うんだもん。同時に私は非常に苦しいのだよね。だって買える値段でなければ楽しくないじゃん。だから、5千円を超えると高くみえて、買いづらくなるかな、怖いなーと思うんだけど、それでも致し方ない、5千円を超えて値を付けている物はやっぱりそりゃ良い物だって事なんです。内緒ですぜ、旦那。
しかし、普通は原価の嵩む物はそれなりの値段でも売れるので、利潤は良いはずなんだけど、何故かうちは全然そんなこと無いな。きちんと評価なんっつって、きっとまた計算間違ってるのだな・・・。
と、こんな事書いていると、誰かに怒られそうだから寝ようっと。
12月15日
昨日は仲間連中と忘年会だった。それもこの時期の銀座のお店を出発10分前に予約という・・・。すごい忙しい一日だったというのに何故私が予約を?皆SOHOをなめている。一日中時間が空いていると思うなよ。
そこで、バスタオルパブの話が出た。お店にはいると女の子がみなバスタオル一丁で、かごを持って歩いているという。気になるサービス面だが、ハッピータイムになると女の子が膝に乗ってくれて、バスタオルをおもむろに広げ顔の両サイドを隠してくれるという。つまりそこは、「僕とおっぱい」のみの世界である。超接近女体である。そこではいったい何が出来るのか。何をさせてもらえるのか、パンツははいているのか!?が重要だが、体験者のH君曰く、「あんまり幸せな気分で何があったか覚えていない」そうだ。うまく逃げたな。もう、彼は店中の女の子がバスタオル一丁でかごを持っている姿だけで可笑しく、幸せになってしまったようだ。何が出来るかについては、隣に座っていたAちゃんが女の子なのにも関わらず、興奮解説してくれた。もちろんおっぱいだって触らせてくれるし、なんとちゅーもしてくれる。べろんべろんのちゅーだ。良いお客さんはキスマークを付けさせてもらえる、そうだ。彼女のレポートは「トゥナイト」によるものらしい。Aちゃんは当然似たようなお店であれ、行った事があるわけでもなく、実際H君のお店の事を言っているわけでもない。いろんな「トゥナイト」情報が混在してしまって、世にも素敵な架空のお店を作ってしまっている。H君は体験者なのに、曖昧な点が多かったため、この日同席した男子諸君はAちゃんのお店の方に行きたいと言っていた。さて、どこにあるのかそのお店。

私だったら、お客さんにもバスタオル一丁になってもらって、みんなバスタオル一丁のお店がいいな、と思う。部長と行っても課長と行っても、社員バッヂを外したら、俺らはただの男だぜ、今日は無礼講だ、というお店。
想像すると何故か湯気の出ている階段にいろんな人が座っている光景を思い浮かべてしまう。
それって、それじゃあ、男女混合サウナじゃん。全然いろっぽくない。
12月13日
交換に交換を重ねたPC。今日はモニターの交換。ああ。これでもう終わりにしたい。
一人では高速で持ち上げられないので(17インチブラウン管)母さちこに来てもらった。
前回2回も壊れ物を送ってきた会社は結局キャンセルした。今回は新しく買った会社の方の話ね。
すっかり臆病になっているので、ちょっと不信感のあったモニターについて、軽く質問したら、速攻交換と言うことになった。良い会社のような気もするが、良かれ悪しかれ結局こうやって何回もケーブルつないだり離したりは非常に面倒だし、重いよ。とにかく。本当に欠損品なのかわかんないしさあ。
ああ、また新しいモニターが変だったらどうしよう。
なんだかモニターが元気良すぎるって言うか、画面を切り替えるたびにバシバシ言うのよ。ウィンドウを長く開けていて閉じたりすると、パシッて。そういうもんだって言われればそれで良いんだけど。それで良いのになあ。そういうもんだとは言ってくれなかった。これは私には決められないもんな。
解体の途中、どうしてもモニターの台座が外れなくて、サポートセンターに電話すると「はずさなくて良い」と言い、外さないと箱に収まらないのでちょっと不安定な形だけどいいか?と聞くと、「外してくれ」と言い、しかも「ちょっと力仕事になりますけど、思い切ってやってください」・・・でも、これ万が一壊れちゃったら私の責任でお金かかるんですよねえっとこわごわ聞いたら「はい、そうです」だって。思い切って!いいのかなあああ”っ。さちことえいやあっとスライド方向へ持っていったら、ボギッとすごい音がして外れた。「ひえええ」と二人で声を上げて接続カ所を見ると、なんとか無事なようだ!うおー怖かったあ。
その後、古いPCを実家に安置するため、車まで運んだ。車は小さいは手は離せないはで、気が付くと箱と一緒に私は車に乗ってしまっており、出られない!せっかく箱が入ったのに出られない!箱が私の体に乗っているので手は離せない!「持ってて、ちょっとがんばって持っててよおお」と言いながら、箱の下を仰向けになって滑り出ようとした。箱の下での数分、なんだか何もかもがどうでも良いような気分になって、「ああ、だんだん潰されて死ぬってこんな感じ?」と思った頃、外へ脱出した。近所中に聞こえる声でさちこが大笑いするので、隣の薬局の人や通りすがりの人にも私の箱リンボーダンスを見られてしまった。
なにはともあれ、今新しいモニターでこれを書いている。そして、モニターは元気にバツンバツン言っている。それこそ、もう本当にどうでも良い気分。

12月12日
やっぱり変だってダーの髪。だっはっは。

ところで、私は先日すごいことをやらかしたのです。夕飯の買い物に行って、鮭と牡蠣を買ったんです。で、買い忘れたものを思い出して、玄関を開けたところにその袋をぽんと置き、また出ていったのですが、ちょうど翌日の朝がゴミの日だったので、その袋を置いたところにゴミ袋があったんですわ。帰ってきて、冷蔵庫に入れなくちゃな〜と思って、鮭を見ると、なんと口を開けたゴミ袋の上へ無造作に置いてあるではないですか、うわ〜あたしこのままじゃ捨てちゃうよ、と思って、思って、思ったまでしか記憶がないのです。その日ダーは飲み会になって晩ご飯を食べなかったので、私は支度をやめ、そのまま仕事に戻ってしまいました。翌々日の朝ご飯、鮭食べないと腐る〜と言って冷蔵庫を開けると、無い!鮭がない!あ!あたしったら牡蠣も買ったような気がする!なんで?と思う間もなく理解しました。捨てました。買ってきて2秒でゴミ袋に入れました。あ〜あ。
どうりでうちのゴミ袋を猫が食いちぎった訳だ。大ご馳走だよ〜
12月11日
昨晩、ダーの髪を切った。以前からたびたび私が切っていたのだが、久しぶりだったので腕が落ちていないかちょっと心配だった。
経済的理由もさることながら(さることながらなのか?!)床屋に行きたての男の人って変じゃない?もみあげと後頭部が青々しちゃって。私の好みからすると、もみあげが生まれながらになかったとしても、作ってもらいたいくらい。(ここで「また会う日まで」とか想像しないで)ダーはひげもなかなか生えないような人なので、もみあげも無いのだ。だから床屋に行くと小学生みたいになって帰ってくる。しばらく人前に出したくない。私は、丹念にサイドの毛を流用して、もみあげを作る。だから、風になびくもみあげ。思い切ってだいぶ短くしてしまった。今日会社でいじめられていないだろうか。次はオリーブブラウンに染めるつもりなので、この程度でいじめられているようでは困る。いじめられない人格形成を、そしていかなる理由があっても「いじめ」はいじめる方が悪い。私はそう断言する。そして、オリーブブラウンの毛染めを手に帰りを待つ。楽しみ〜
12月10日
小事争論は約2名、読んでいることがわかりました。2名のために今日も書こう。
昨日は、一緒にサパへ行ったかにさん主催の講演会「沸騰するベトナム」で講演をしてきました。
あなたの知らないベトナムを知ろう、という講演だったのですが、私も未だ知られざる謎のベトナム。
何を話そうか、何も考えずに行きました。まあ、思いつくまま話したのですが、とりとめもなく。それで良かったのか、聞きに来られた方は満足であったかは不明です。何故かうちのお客さんが私より早くに到着しており、主催者の振る舞う料理などを食べていました。びっくり。
ベトナムについて、またはアジアについて喋る、と言う機会は、考えてみれば結構あるんです。ほとんどうちにいらしたお客様には長々と口上をたれますし、お店をやる上で「こだわり」はいつも聞かれますから、ちょっとしたインタビューから電話での問い合わせまで、もちろんメールの質問も、たびたび聞かれ答えます。で、結局いつも同じ話になっていくように思います。私の中では、アジアに対する思いも、Netショップをやること、ここで喋ること、日本について考えること、どれも遠くからぐるぐる連鎖して同じ事なのでしょう。だから、どの切り口で聞かれても同じ話になってしまうようです。金太郎飴。どういう話かというと、結局アジアについてクリアな回答を持っていないので、どう向かい合ったらいいのかつねに揺れているその揺れ自体がお話になってしまっているように思います。相手は常に動いているものですし、私もきっと少しずつ変わっていったりしているので当然と言えば当然ですが。
よく、TVなどで、「あなたにとって○○とは?」と聞き出して閉める、という光景を目にします。TV的には一言でばしっと言えればかっこいいし、その答え自体は誰も重きを置いていない、ようはうまく番組が終わればいいだけなのでしょうから何でも良いのだと思います。しかし、答える側にしてみれば、なんてヘビーな質問なんだろうって感じです。ちょっと頭が真っ白になりそう。こだわっているからこそ、とうてい一言で片づかないからこそ、そしてその迷い自体を面白く感じているから、続けているだけのような気がするんですもん。ねえ。
12月8日
小事争論、これは筑紫さんの多事争論から頂いてひねっている。本来の意味と違い、小さな事を自分だけで言い争っている、という感じのことです。流行語大賞間違いなし。
しかしながら、皆さん、このコーナー・・・読んでいるのでしょうか。
と、言うのも、これを書き始めた頃、お客さんから「朝、会社に行ったらまず小事を開け」なんて言ってもらったりして悦に入ってたわけですが、最近反応がぱったり。ほんとうにぱったりよ。掲示板で「智子さん」の事、言ってくださったお客様がいたけど、それが本当に久しぶりの反応だったんです。若干2名は読んでるな。それは確かだ。いやーねえー。考えてみると、メルマガ化してからのような気がするんです。なぜだろう。メルマガ化で、私だけのボスがみんなのボスになってしまったから?いやーん(*’m`*)!・・・・・・(ひゅー)。全国1千万人の私ファンの皆さん、安心して!(・・ひゅー)何故って?メルマガでは、ここで話したことの続きや、裏話を喋っているのですが(仕事のことをあんまり話さない変なメルマガです)それへの反応なんか1個も、全然ない。きゃー。よそのショップさんなんかさ、まだ何も書いていない新着お知らせのメルマガに登録希望者が160人も来たんですって。何書こうかなーなんて困っていましたけど、160人も読んでくれるんだったら、私は張り切っちゃうわよー!あー張り切っちゃうからだめなんですかね。もっとラフな、今日食ったパンの話とかそういう方がいいのか?(迎合の姿勢)これ書く時ってけっこう集中するんですよ。一仕事。昨日のなんか、それについて何か言いたかったんだけど、よーくよーく1時間ぐらい考えてみたら、驚き以外に何の引っかかりもないことがわかって、こうなっちゃったのです。(だったら書くなっつうの)
とにもかくにも、空に向かって喋っているようなもんだとしたら、あまりにも悲しい。ずーずーしくもメールでまで無理矢理届けているのだとしたら、あまりにも醜い。お客さんは新着情報だけが欲しいのに、あほらしい占いまでつけ付けているとしたら・・・恐ろしい。こんなことしている暇があったら、商品のアップをした方がいいのだろうか。そんな事をここで愚痴って、励ましのメールでも期待しているとしたら、なんていやらしい。
と、一度するべきどうどう巡りをしてみました・・・。あー。私はいぢわるで、嫌がられたら一声、大声を出して去っていくタイプ。ふっふ。これからのメルマガは、いらない占いに「四字熟語辞典」も付けようか、なんて画策中。
ふあーはっはっはっは。どうせ誰も見てないなら、もっと言っちゃいけないこといっぱい言っちゃおう!
どうだー!!いやだろう!!(ひゅー・・・自体がひゅー)

12月6日
朝、ジパングで松田聖子が離婚と聞いた。びっくりした。そして、来年娘がデビューだそうだ。
今、茶の間に戻ってTVを見た。びっくり。鈴木その子が死んだ。
12月5日(昨日の続き)
 智子さんは、リハビリを終え家に戻って以来私と会ったその日が初めての本格的な外出だった。
「川崎大師さんでお参りして鳩を見て、久しぶりに買い物でもしようと思ったの。杖を持って、ぺちゃんこな靴で歩くなんて本当にいやで、杖を持つならお洒落な靴で、靴がぺちゃんこなら杖をおいてこようと思ったんだけど、やっぱりだめね。さっきお手洗いに入ったら、うかつに和式トイレに座ってしまって本当に焦っちゃった。二度と立ち上がれないんじゃないかと思って。死ぬ気になったらなんとか体が持ち上がったわ、嬉しかったわー」と言って珈琲をすすった。「インターネットも素敵だけれど、なるべく経費がかからずにお店を持てて、両方出来ないかしらね」と言い、「こんなおばあちゃんだけども、顔だけは広いのよ」と、私の名刺に連絡先を書いて戻してくれた。私の名刺は引っ越し前で新しい住所が決まっておらず、今のものを渡しても意味がなかったので、実家の電話番号を書いて再度渡した。「デパートの一角に、ベトナム珈琲を飲めるスペースとか、雑貨を置いてくれるテナントとかそんなのがいいわね」大それたそんな話を鵜呑みに出来る訳もないが、この人なら大物たちとお友達でもおかしくはない。たとえ嘘でも面白いではないか。「私はたぶん、もうすぐ死んじゃうから、私のしてきた失敗や、嬉しかったことやそんなことを若い人に話しておきたいの。こんなふうになる前は、そんなこと思わなかったけど、今はそれを使命のようにも思っているわ。そうして昔の自分勝手な私より、少し人らしくなったんだわね。あなた、最初に私を見て笑いながら話してくれて、とても優しいのがわかったの。そういう優しい人に私のちょっとの知恵をあげたかったのよ。」それからもしばらく、智子さんと旅の話などをした。私が行った亜細亜の国々の話を、どんな話も興味深そうに聞いていた。長くいろいろな質問が続いた。空になった珈琲カップを見つめながら、智子さんは最後にこう聞いた。「あなた、世界の人たちの心は一緒?」黒い人も、白い人も、黄色い人も同じように考え、感じるのか?という意味で聞いている。私はとても深いこの質問に「嬉しかったり、悲しかったりする気持ちは一緒です」と答えた。「そう、それは良かった」智子さんは嬉しそうだった。私は自分があまりにも単純に答えてしまったことが、正しいのか不安になって、それぞれの習慣の違いや宗教の違い、そこからくる感情や思考の違いをだらだらと話してしまった。でも、今思えば、私がそう答えたことだけで、智子さんには充分だったのかもしれない。おわり
12月4日(11月28日の続き)
智子さんは「新しいことは良いことよ、どんなことでも。私にはインターネットがどういうものか詳しくはわからないけれど、新しい事業だわ。そうでしょう。私ね、私くらい、新しもの好きな女もないってくらい新しいものが好きなのよ」と言って、むふふと笑った。私はおおまかにインターネットの説明をした。その説明に智子さんは架空の実店舗を頭に描いて話を聞いているようだった。どこの地域の人も扉を開けることが出来て、一人一人と話をしながら販売できる架空の未来店舗だ。

智子さんは、若い頃から働かなかった日はなかった。旦那様は大手新聞社の支局長という肩書きを持ち、働く必要がなかったにも関わらず。誰よりも流行に敏感で、誰よりもお洒落で、話好きだった彼女はずっと夜のお店を経営していた。だから、経営者として私の話を聞いてくれる。旦那様の転勤で地方へ行っても、すぐにお店を開いた。いつでもどこでも、例え地方には少し突飛なコンセプトだったとしても、その界隈で一番「新しい感性のお店」を開き続けた。やがて旦那様の海外転勤が決まり、お店を畳むまでやめることはなかった。そんな彼女を旦那様は快く思ってはおらず、それが彼女の身に起きたある事件から爆発してしまう。すっかりおばあちゃんになってしまった智子さんは、それでもまだお店を開く夢を捨てきれず、場所選びに奔走していた。後に「風水」的にあまりよくなかった事が発覚するのだが、友人から買い取った店に約1千万投入した。しかしその後すぐ交通事故にあってしまう。意識不明の重体だった。仲のよい友達とカラオケに行った帰り道、友達共々大型車に跳ねられたのだ。救急隊員が「若い方はもうだめだ、こっちの方は○○病院へ、まだ間に合うかもしれない」と言っているのが聞こえた。智子さんの方が年上だったから、智子さんは友人を心配しながら、次第に意識を無くしてしまった。その後家族が病院に駆けつけると、知らないおばあちゃんが寝ていて「年をとっている方」と思われていたおばあちゃんが実は若い方で、若く見えたが本当は年よりの方が智子さんと言うことが発覚し、また急いで違う病院へ行った。つまり、「もうだめな若い方」が智子さんだ。昏睡が続き、水面下ではお葬式の準備も進んでいた。しかし植物状態とも言える長い日々はあるとき突然終わった。目を覚ましたのだ。「よく寝た」と言うような事をいったそうだ。入院している間、部屋に鏡が無かった。智子さんはお洒落さんだから、自分の顔が見たかった。でも見たらきっと死にたくなるに違いないと、周りの人たちが隠してくれていたのだ。そろそろいいだろう、と鏡解禁になった時、自分の顔を見て驚いた。眼球が飛び出し、皮膚は赤黒く、幾重にも縫った後があった。事故の時、頭蓋骨が割れて、眼球は落っこちてしまった。何度も手術をして視神経をつなぎ、目はくっついたがまだ神経は目覚めていなかった。だから片目で自分を見たことになる。そんな風にそれから少しずつ自分の状況がわかってきた。顔面麻痺、半身麻痺。大変なリハビリ生活が始まり、体中が苦痛に悲鳴を上げたが、見舞客にも屈託無く接し、大変な状況を意に介さないその態度にかえって旦那様の怒りは増した。「君は若い頃からしたい放題のことをして、今度も1千万円もどぶに捨てて、いろんな人に心配や迷惑をかけて、なぜ平気な顔していられるんだ」と旦那様は言った。「生きてて良かったから。うれしいからよ」と智子さんは答えた。それで長かった夫婦生活は終わることになり、これから独りで住む家を探すという。「私はとっても偉かったから、がんばってリハビリしたら若い子並の早さで治っていったの。でもね、今でもうまく顔が動かないのよ。目も動かない。不愉快だったらごめんなさいね」私はあれ?と思った。ずっと智子さんの顔を見ながら話していたのに、その不自然さに気づいていなかったのだ。表情は豊かに動いていると思っていた。言われてみれば、眼球が震えるようにしか動いていない。
つづく
12月2日
いままで読みづらくてすいませんでした。
新しいHP、じっくり見て回ってください。
智子さんのお話、必ず月曜日までには・・・眠らせてくで・・・


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