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８月２６日
さて、いよいよ出発です。
ままかを始めたばかりの頃は、かなりストイックに頑張ってしまい、熱を出したり腰を砕いたりと
トラブル続きでしたが、暑さにも馴れ要領がよくなり、やがて「働く私に楽しいご褒美を・・・」などと
生意気なことを考えるに至りまして・・・最近ではお楽しみの方が増えて行く一方でございやす。
今回は、バンコクを拠点に、サイゴン、カトマンズをくるっとやっつけてきますが、
途中バンコクで清水さんと合流。ネパール語の話せる清水さんに、いよいよネパールの奥深くまで
踏み込むべく同行を願ったのでありました。なーんちて、短いバンコクステイの最中に、どれだけ
たくさんスパに通えるか、毎晩遅くまでメッセンジャーで盛り上がっている次第。
挙句の果てには本末転倒にも、少しネパール滞在を減らせばもちっとバンコクに居られるんじゃぁ
なかろうか、なんて発想までが頭をよぎるのでありました。いかん、いかん！あーたのちみ。イヒ
・・・しっかり良いものを作ってまいります！
買い付け中の、発送はお休みさせていただきます。
オーダー頂いた分は帰国後に順次お会計メールをお送りし、速やかに発送いたします。
再開は12日です。
メールのご返信も基本的には帰国後とさせて頂きますが、各現地でも出来る限りメールチェックは
しておりますので、何かありましたらいつものメールアドレス boss@mamaka.com へ送ってください。
それでは、皆さんお元気で。
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８月２０日
イタリア日記を書きながら、いろんな事を思い出している。
ああ、行きてえなあ。腹減った。ゴルゴンゾーラのペンネが食いてえ。
市場では日本で見かけない果物が売っている。
（良く見かける物も面白い。柿なんてchachi、大根はdaiconで日本名を名乗っております）
今回、特に興味を持ったのがサボテンの実。
メキシコでもサボテンは食べたけど、それは緑だった。便秘解消のために食べたっけ。
果物として食べるサボテン、野菜として料理に使うサボテン。いろいろあった。どれも結構うまい。
イタリアで私達が見たのは真っ赤でぐろーい果物としてのサボテン。
旅で困るのは果物のキロ売りなんだよね。一人でなんてもっての他、ふたりだってかなりの量だ。
ハーフＯＫでも、もし口に合わなかったらと思うと手を出しかねる・・・。
ポンペイ遺跡の帰りに市場を覗くと、閉店しかけの果物屋さんにそのサボテンが。
「１個でもいい？」と指を一本立てて言うと「ウナキロ？」と1ｋｇでいいの？と聞き返された。
「ううん、違うのごめんね、一個だけ」と言うと首をぶんぶん振られて「何言ってんだ！」って顔された。
だめかーと思ったら「そんなの金いらねえよ」と、手のひらにゴン、と熟したサボテンの実を置いてくれた。
「えーいいの〜？」と言うと「なんでもありません、フフン」と肩をすくめて笑い、閉店の支度を続けていた。
やー感激。
薬局寄って腰の薬買ってさ、急いで帰って試食しようね〜なんて言いながら歩いていると、手のひらに
なにやら違和感が・・・。サボテンの実には桃の産毛のように毛が生えているが、これが実はトゲなのだ。
小さくて細いので良く見えないし、追うと逃げる。抜くのはなかなか大変。
薬局でビニールを貰ってそこへ入れて持って帰った。
して試食。
皮を剥がすと更に赤く、真っ赤な汁も滴り落ちる。ぎゃーいたい〜殺される〜と言いながらひん剥き、
がぶっと食べた。うーん、なかなかいい。甘酸っぱくて優しい味。
情熱的だが、中身はさっぱり。イタリア人のような果物。
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８月１９日
次の買付けが迫っているのに、イタリア日記が終わっていないので慌てて書いている。
今まで大事に書いてきたつもりなのだが、最近時間に追われておざなりだ。
もっと細かく書きたい。でもそうすっと読んでくれる人は減るだろうな〜。
言わずもがなだが、イタリアはチーズがうまい。
ダーちゃんも私もチーズは大好き。そうねー、フレッシュなモッツアレラなんて最高。
ところがダーちゃんは、モッツアレラだけは意味わかんないと言う。食えるが・・・意味わかんないと。
まあ具体的に言ってみりゃあ、もっちりヨーグルト豆腐っちゅうか・・・確かに中途半端な存在ではある。
ナポリのさびれた食堂でいつもと同じ様な夕食を取っていた時、近所のおっさんらしきおっさんがさーっと
入ってきて何も言わず指先を上げると、ワインと生ハム、モッツアレラチーズがすぐに出てきた。
大きく無造作にチーズを切り分けると、ぱくっと一口で。また大きく切ってぱくっ。そしてワイン。
ほぼ5分程で終了。お金も払わず手を上げて出て行った、常連さん。
座ってから食べ終わるまで、そしてチーズを消費するそのスピードにダーちゃんはしびれた。
そして「意味分かった」と言う。
以来、レストランでモッツアレラを頼んではぱくっと食べていた。ぱくっと食べるのが大事だと。
つまりモッツアレラは「男気」と解釈したのでしょうか。
でも豆腐のつもりで食べていると、大変なことになりますよ・・・。
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８月１３日
昨年から今年は、ここには到底書けない様な怖ろしい事件が多発したので一応墓参りに行った。
頼むぜ、じいちゃん、ばあちゃんよ！お盆よりちょっと早くてごめんなー。
えー、アップするもんがない。で、何かないかなと思っているうちにダーちゃんお休み突入。
静かにみんゴルやっているので、仕事できると言えば出来るのだが、しずらい。
で、お盆が明けるともうちょこっとで買い付け。
まーラスト一週間で秋物をちょっとアップできればいいかな。
なんだかフェイドアウトでままかサマー終了。
バーゲンするほど在庫もないんだよね。ぱーっとしねえなあ。
ところで、遅咲きの花嫁は今ボディを絞るべくジムへ通っとるんじゃが、かれこれ１ヶ月半・・・
なんとウェイトは増えており。首が1ｃｍ太くなり。父さん、それはまるでボディビルダーのようで。
夏の北の国からくらい、淋しい。
筋肉が1ｋｇ増えたのでございます。脂肪厚がやや下がったとは言え、目指すボディはゆうこりんだったのに。
何も運動をしたことのない体なのだが、ちょっと筋肉が付きやすい体質だそうだ。
肉食だからだろうか。
今日はだらだらしているダーちゃんを伴って行ってみたのだが、彼がくたくたなのに私はなんともない。
少し筋肉痛を起こさせる為に負荷を上げなくてはならないかな・・・なんて考えている。
今まで見たことのない私になれる、そんな残暑。
思い違いだと良いのですが。
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８月４日
暑いですなあ〜。
今月の終わりから買い付けに出るので、暑さに馴れておかねばならない。日中は冷房なしだ。
今もPCから立ち上る熱気と扇風機から流れ出る熱風の中でこれを書いておりやす。
しかし日本の夏は短い。お盆が明ければどこも秋物に一変するだろう。
ここ一週間が切替の時期。もっとも中途半端で苦しい時だ。あー暑い。苦しさ倍増。
突然2日間お休みを頂いて、母さちこと箱根へ行ってきました。
「今年はお休みがちょっと多くもらえるから、買い付けについて行きたいなー！」と
言っていたのに、希望の日にお休みを貰えずがっかりしていたさちこ。
まあ、なんとなくどっかへ行ったら気分も晴れるかと思い、ジムで貰った提携ホテルのご宿泊
お一人様無料券を使うことにしたのだ。だから箱根なだけで、特に見たいものもなく・・・。
調べてみると、ここ一週間は芦ノ湖のお祭りウィーク。
そのホテルも芦ノ湖沿いにあるので、じゃあの花火を見ながら温泉に浸かろうじゃないかと。
の、予定が、露天風呂から見えるはずの花火は濃霧で「火事？」と見まがうばかりのぼんやりぶり。
設定料金だけは立派なもののお部屋もしょぼく、じゃー出掛けるかと言ったってここは山のど真ん中。
お散歩は命がけ。なので部屋に引き篭もってテレビを観てました。
「ここは実家？」と勘違いするも致し方なし。
翌日は、バリ風のインテリアが素敵なホテルでフレンチのランチ。
このランチにはエステと入浴もセットになっている。エステ初挑戦のさちこ。
箱根の気持ちよい風が吹き抜ける中庭にベッドが並び、きれいなおねいさんが丁寧に顔を
マッサージしてくれる。でも経済大国日本なので、いつまでもだらだらとやってはくれない。
持ち時間は30分だ。あー、もう貧乏性は制限時間が気になってしまってなかなかアルファー波を出せない。
アジアだったら最低でも１時間はやってくれるもんね。そのうち触ってなくてもこっちが寝ちまうっつーの。
それにしても、立ち居振る舞い、マナー、テクニック、どれをとってもさすが日本。
質で言ったらやはり文句なしだ。
さちこは横になるや否やお腹をギョーっと鳴らし、パックタイムにはグオーっと寝息を立て
小さな音で繰り返すガムランを「気に障る」と言い、とてもエンジョイ。
帰りにはほっぺのしたのたるみが消えた！これからも地元で安くエステ出来るところを探す！っと
かなりお気に召したようです。良かった良かった。
でも一番気に入ったのはロマンスカー？
行きのロマンスカーには「ビジネスクラスってこんなかしら」と、いじらしい夢を見ていた。
帰りのロマンスカーが到着遅れで掃除がちゃんと出来ていなかった事にことさらがっかりしていた。
そんなにロマンスカーに期待している人を見た事がない。
さっき電話してきて「ロマンスカー良かった。でも帰りは本当に残念だった」とまだ言っている。
親孝行はしょっちゅうすると喜び効果が薄れる。
10年に１度くらいすると珍しいだけにありがたがられていい。
ラウンジでエステの順番を待っているさちこ。
レストランもエステルームも極力他のお客さんと顔を会わせないように予約のローテーションが
完璧なのにも驚いた。寂しいくらい貸切気分。
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